GOLDEN NIGHTが好きすぎてつらい

GOLDEN NIGHTが好きすぎてつらい

オタクの記録と考察

「MAMORU MIYANO ASIA LIVE TOUR 2019 〜BLAZING!〜 @9/8 横浜アリーナ」感想

2019年9月8日の横浜アリーナの公演にて、BLAZING!ツアー全公演完走!!!!!

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千秋楽公演が終わった後、すごーーーく幸せでした。今、めちゃくちゃ幸せだなって思いました。幸せってこういう気持ちのことを言うんだなって思ったし、身体の芯から満たされた感じがしばらく続いてました。ただただ幸せだった。

宮野さんが千秋楽の前からずっと「ツアーファイルはパワーアップした内容を考えているのでお楽しみに!」と宣言していた通り、演出もパワーアップしてたし、何より最後に用意されていたサプライズのお知らせこそがパワーアップそのものだった…。

このエントリではツアーファイナルのことをメインに書いていきます。行った人なら知ってるわ、みたいなことも備忘録として書いていくのでいつも通り長くなります(宣言)。

 

BLAZING!ツアー最大の敵・台風

宮野さん、雨男から嵐男に呼称変更してもいいくらいに台風に好かれすぎている……。
ライブの内容とはまったく関係がないのに、ツアー全部を通して語ると避けられないのが台風。この時期はもともと台風が多い時期なので仕方ないですけどね、それにしても雨と台風に好かれすぎているよ…。ツアー初日からぐずついた天気が多かった今回のツアーですが、初の上海公演で飛行機がバンバン欠航になるレベルの台風にあたり、ラストの千秋楽ではここ最近の中でも特にやばい台風にあたり、まさに嵐を呼ぶ男。わたしが参加した中だと傘持って行かなかったの神戸だけだったよ。

1週間くらい前から台風の気配があって、最初の方は直撃はしない予報だったのに日にちが迫るにつれていつの間にか「大型台風の直撃は9月8日の夜から翌朝未明にかけて関東直撃」に予報が変わってました…ドンピシャやないかい…。

わたしも遠征組なので、前日は結構ヒヤヒヤしていたのですが公式さんが前日夕方の時点でお知らせを出してくれていました。要約すると

  • ライブは予定通り定刻にて開催予定
  • 物販も予定通りだけど状況をみて早めに開始・終了する可能性あり
  • できたらロビー開場も早めにするからそれまでは安全な場所にいてね
  • 物販や開場の情報は公式ツイッターで流すのでチェックしてね
  • ライブ終了時刻は21時半だけど何が起こるか分からないので帰宅方法はいくつか調べておいてね、未成年者は保護者に許可とってから来場してね

という手厚いお知らせ…。終了時刻なんていつもは告知しないのにね、これがあるだけでだいぶ帰宅方法の予定も立てやすいし、判断するのに助かった人も多かったと思う。

当日の新横浜の天気はと言うと、午前中は台風なんてくるの?ってくらい晴れてたのに午後からだんだん曇り始めて一時的に雨が降り、開場時間頃には風が出てきていました。ライブの始まりとともに台風が来るってなんかタイミングが良すぎて逆にすごいな?

会場に入ってからも交通機関の遅延や運休情報をずっとアナウンスしてくれていて、ライブ本編とはまた別のところで対応がしっかりしていたことに感激した。気持ちよく現場に通えるのは現場スタッフさんたちのおかげです…。ありがとうございます。

 

謎のステージ構成

わたしあんまり席運は良くないんですが、今回の千秋楽に関しては自分的にめちゃくちゃ希望通りの位置だったんですよ!!!!!(大声)

ざっくりアリーナB1列でした。横アリは一般で言うアリーナ=センターで、アリーナ=スタンド1階です。つまりトロッコの走る通路を挟んで1列目。

もちろんセンターはいつも羨ましいんですけど、今回に関してはステージ演出を全体俯瞰で観たかったので真ん中寄りのアリーナがいいなあと思ってたんです。アリーナ1列目は予想外だったにしても、ほぼ希望通りのブロックだったのでめちゃくちゃ嬉しかったです。ラッキーだった。

そんなこんなで席に着くとアリーナの後方に謎の形の孤島ステージみたいなのがあって、真ん中に長細いステージとそこからちょっと離れたところに階段が。

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最初はLOVING!のステージ構成と同じで、トロッコを連結させることでステージになるようなタイプなのかな?と思っていたんですが、これこそが「パワーアップ」の材料でしたね…。このときはまったく予想できなかったなあ。

開演前、いつもならまったく緊張なんてせずにめちゃくちゃリラックスモードで開演を待っていますが、千秋楽だけ自分でもよく分からないけど異様に緊張しまくってずっとソワソワしていました。しまいには連番の相方に「今日どうしたんですか!?」と言われる始末…。なぜあんなにも緊張してたのか謎…。

 

「パワーアップした演出」の正体

そしてライブ開始。どういうところがパワーアップなのか分からなかったから、最初のオープニングから全然違うのが出てきたらどうしようかと思った。さすがにそんなことなかったので安心した(笑)

1曲目のFIREは今まで通りだったので油断してたら、VOICEで急にステージが浮いて動き出した……。こういうやつ。

style.nikkei.com

ムービングステージって言うらしい。後から知りました。あれを観た当初はその名称を知らず、「ジャニーズや!!!ジャニーズ!!!」ってヒーヒー言いながらペンライト振ってた…。わたしはアリーナ席だったので動くステージを俯瞰して観ていたのですが、真下にいた人の景色ってどんなだったんだろう。

このステージが移動してる間の会場の悲鳴がすごかった(笑)自分もギャーギャー言ってるから自分の声がそもそもうるさかったんだけど、歌い始めてるのにまったく会場の悲鳴がおさまらなくて興奮度がすごかったなあと…(笑)

ステージの移動範囲としては、VOICEとEGOISTICの間に真ん中とセンター席後方の例の孤島に着陸してメインステージに戻っていく、という動き方。3曲目のEGOISTICでメインステージに戻るときには結構距離があったので、間奏が長めになるようにアレンジされていて、剣をブンブンしながら戻っていかれた…。あのアレンジの間のパフォーマンスがめちゃくちゃかっこよかったので早く円盤で堪能したい。

 

Space Travellers

この曲はガチガチに踊ろうとしなければ振りは比較的覚えやすいので、毎回踊ってます。今回は前に人もいないし片側は通路だったので、めちゃくちゃ踊りやすくて改めてブロック最前は最高だなと思いました…。このツアーほんとにスペトラが楽しすぎて最高でした!

 

Kiss×Kiss

これはめちゃくちゃ個人的なラッキーだったんですが、初めて個別キスキス弾をもらえました……!今回、席がアリーナ1列目だったのと目の前がPA席だったので客席がなく、トロッコのときこっち側向いてくれるかな~なんて淡い期待をしていました。(いつもお尻を堪能するケースが多い)

Kiss×Kissが始まり、トロッコで数メートル先まで迫る宮野さん。連番した相方は「投げKissして」のうちわを持っていたんですが、宮野さんがそれを見て相方に投げキスしてくれてたんですよ!わたしはうちわノー装備だったので、それを横で見て「おこぼれもらってしまった~!」って思いながら真上にいる宮野さんに手を振ってたんですが、なんか目を合わせてくれてて……???なぜか目が合っている…?あんなばっちり目が合ってるって確信できる目の合い方したの握手会ぶりで、固まってしまった…。するとあろうことか口元に人差し指を持っていって、「君にKiss!」してくれたのでした………。もうこのときびっくりしすぎて、歌詞のどの「君にKiss」だったのか歌詞にないKissだったのかも記憶にない。

宮野さんが口元に人差し指を持っていって、口角上がったのと同時に目がきゅっと細くなるその一連の動作がスローモーションに見えた…。キス投げられるまでの目が合ってる間、わたしの脳内は処理がしきれなくて「は???」「え?は???なに???」で思考停止してました。あのときどんな表情してたのか自分では分からないんですけど、めっちゃアホ面だったかもしれない…。

わざわざ相方のあとにもう一発くれたのが本当に本当に嬉しかったです。宮野さんありがとう…。宮野さんからしたら目線の先にたまたまいてちょっと仕掛けてみたくらいのことかもしれないけど、あなたのそのおちゃめな一挙一動でわたしたちはその後もしばらくその記憶だけで元気でいられるんですよ……そこのところしっかり自覚はされておりますか…?

 

アンコール

横アリの照明演出がいちばん好きで、横アリ以外のどの会場でも観れなかったあの光景が、千秋楽でもう一度観れたのが嬉しかった!これ再掲になるんですが図解。

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この、初日で観た方の照明演出をまた千秋楽でも観れた!

 

サプライズ発表

来年2020年6月6日に、メットライフドームスペシャルライブをやるとの発表がありました!!!これほんとにほんとに嬉しくて……!ドームですよドーム!?おめでとう宮野さん…!!!

この発表はダブルアンコールでステージに現れた宮野さんから大事な発表があります、って発表されたんですけどね……あの、期待しちゃうじゃないですか。宮野さんが「なんと!」ってタメてる間に「東京ドーム!東京ドーム!」って相方とこしょこしょ小声で声あげてたんですが、

「2020年6月6日!メットライフド~~~~~ム!!!!!」

って聞いた瞬間バンザーイ!ってしながら「でも西武ドームかあ~~~!国内で行きたくない会場ナンバーワン!!!」って思いました(笑)

行ったことある人なら分かると思うんですが、立地的に不便な場所&屋根はあるけど吹き抜けになっている実質屋外ドームなので夏は激アツ・冬は激サム&帰りのすし詰め列車が疲れと相まって地獄の過酷会場です…。できることならなるべく行きたくない会場なのに行かないわけにはいかない。

会場みんなで「バンザーイ!バンザーイ!」ってできたのがすごく嬉しかったなあ。わたしのマモライ初現場はWAKENING!からだったので、初の武道館ライブ発表のシーンはBEGINNING!の円盤でしか知らないんですよ。あのシーンに映っていた人みんなの表情が本当に嬉しさに溢れていて、そういう場に立ち会えることにちょっと憧れていました。それがこのときに叶った!自分の目で見て、その場の空気を感じて、みんなで喜んでバンザイできた!それが本当に嬉しかったです。

 

ダブルアンコール

その嬉しい気持ちのままでダブルアンコールへ。「最後、ご機嫌な曲をやります!」って宮野さんが言うから「ご機嫌…どれだ…」って脳内で曲リストを検索するも間に合わずイントロが始まる。ダブルアンコールはシャインでした!

(ちょっとGOLDEN NIGHTを期待したけど、宮野さんがそういうサプライズ系で同じ手を使うのはナイだろうなって思ったからすぐ打ち消した。。。)

恒例の「みんなで一緒に~!Go for, let's go, next stage~!」の一声があったんですが、このときはドームライブの発表があった後だったので本当に【Go for, let's go, next stage】だったんですよね…。

BEGINNING!のときの武道館ライブ発表は宮野さんも知らなかったサプライズなのに、その後がDREAM FIGHTERで【夢に向かい歩いてゆこう】の歌い出しだったし、今回は宮野さん自身が知っていたとは言え曲のチョイスが絶妙すぎるよね。

宮野さんはよく「みんなで一緒に」って言うけど、宮野さん自身はすごい速さでグングン歩くことだってできるのに、「ついて来い!」ではなく「一緒に来てくれますか」って後ろを歩くファンを常に見てくれている感じがお人柄だと思う。ベストアルバムの収録曲を決める投票もそうだったよね、「みんなで一緒につくりたいなと思って」って、自分の活動にちゃんとファンが入る隙間を残しておいてくれるのです…。

Kiss×Kissではいつもの「最後みんなで跳ぶぞ~!からの跳ばない詐欺」がなかったので、シャインでやるのかなと思ったらすんなり一度跳んで終わりました。だいぶ台風による帰路の心配をしてくれていた模様…。

 

ライブ構成の個人的ベストアンサー

初日横アリのことを書いたエントリで、今回のライブ構成の話を書きました。

golden-night.hatenablog.com

要約すると今回のセトリは1話完結物のテレビ番組みたいだと受け取った話です。ダブルアンコールのシャインを入れて少し組み立て直しました。これが今のわたしのベストアンサーかな!


FIRE〜EGOISTIC:主題歌(テーマの提示)
Sugar,Sugar〜ぼくはヒーロー:起(ヒーローの日常パート)
コント・ぼくらはヒーロー:CM
TRANSFORM:承(ヒーローへの変身と事態の変容)
蒼ノ翼〜Space Travellers:転(力を得て敵と対決)
BREAK IT!〜Gravity:結(敵を倒して守り抜いた大地といのち)
EXCITING!:10周年イヤーとしてのエンディング(EXCITING!から始まった10周年イヤーの締めくくり)
アンコール:エンディング(エンドロール)
Kiss×Kiss〜シャイン:次回予告(11年分をその手に持って、ネクストステージへ!)

 

これが個人的にはしっくりくる気がする。そしてネクストステージはドームへ!

 

MC

今回のツアーはテーマとその肝になる曲「ぼくはヒーロー」がしっかりしていたので、EXCITING!のときほどMCでなにか受け取り方が変わったことがあったとかはほぼなく。本当に、宮野さんがこのツアーで伝えたかったことはシンプルに「ぼくはヒーロー」の歌詞そのまま。“僕は見てくれてる人がいるからヒーローになれる、みんなが僕らチームマモのヒーローなんだ”ということでした。これに尽きる。

EXCITING!のときはMCの感想をいちばん長く書いてたような記憶があるのですが、今回はほんとに!これがファイナルアンサーなのでこれ以上書くことないです!この答えから枝葉を伸ばした演出やライブ構成やパフォーマンス、洗練されていて最高でした。

 

“来てくれてありがとう”

短い言葉でいろんな気持ちが乗せられていた言葉。千秋楽公演を観た人なら分かると思うんですが、「来てくださって本当にありがとうございます」って言葉を宮野さん自身でも噛み締めるように丁寧に伝えてくれて、深く深く、長くお辞儀してくれた。この日だけじゃなくて仙台のときも。ちょっとずつ状況が違うけど、そのときそのときでいろんなことがありました。あんまり宮野さんってみなまで言うことはしない印象だけど、何に対してそう思ってくれているのかは伝えてくれるように感じます。

あと、宮野さんが最後らへんの挨拶のときに「いつかみんなに話せれば」「いろんなことがあったけど、あんなこともあったなって話せるときが来たら」というようなことをちらっと口にしていたのを聞いたとき、そうやって言葉にできるまでは宮野さんの中でなにかしらの答えが出たのかなあと思いました。もうその言葉が聞けただけでわたしとしては十分で、なんだかんだ尾を引いてたのがスッと消えました。

 

J☆S

退場曲のJ☆Sはどの公演に行っても最後みんなで合唱しながら宮野さんとバイバイしていたので、千秋楽もみんなで歌いながら送りました。

宮野さんはステージを隅まで練り歩いて会場全体に手を振ってから、ステージ中央の階段を登って開閉式のモニターが閉まっていく、というのが今回のツアーのお別れです。千秋楽までの公演では曲が1曲終わるまで待ってくれてて、最後までJ☆Sを歌い切ってから公演終了だったところが、千秋楽では帰宅時間を考慮してだと思うんですが大サビ前のラップあたりからもう閉まりかけてて…。宮野さん、バイバイしてるときもその間もずーっと「気を付けて帰るんだよ!!」ってずっと帰路のこと心配してくれてた。

もう大サビに差し掛かるときには閉まってしまって、宮野さんの姿も見えなくなったし曲もすぐボリュームダウンして音がなくなったんだよね。でも客席みんなでそのあともアカペラで歌い続けて、「忘れないでよ その笑顔に救われる人がここにいることを」まで歌い切ったら、自然と拍手とありがとー!って声がそこらじゅうで上がってた。なんかその光景にすっごい感動して、わたしはボロボロ涙が出てきましたよ……。大好きな現場だなあと思った。

愛はここでひとつになる!!!!!

 

 

予定では21時半終了だったけど、実際は公演が終わって時計を見たら21時でした。ダブルアンコールまでやって発表もあって、体感としてはそんなに短いと思ってなかったけど質は変えずに早めに帰してくれるあたり細かな気配りと優しさにあふれた現場だなあと思う。

 

そんなこんなで、長かったけど早かったツアーが終わってしまいました。でも今回はいつ次のライブがあるって今の時点で分かってるから、前よりはマモライロスにならずに済むかも?いやそんなことないかも…。

でもそうこうしてる間にWSSが始まるし、その次は朗読劇。あと「虚構推理」の主題歌が入ってるニューシングルもじきに情報解禁されるだろうし、今ある予定だけで3月まで何かしら宮野さんを追えるよ……。4〜5月はまだ分からないけど、ライブが6月だからそうこうしてる間にすぐなのでは……?宮野さん忙しい…こちらは幸せですありがとう…。

 

今回のツアー、とても素晴らしくて満たされた気持ちで終われたので大満足でした。すごくすごく楽しかった!来年のドームに立つ宮野さんの姿も絶対に生で観たい!たくさん素敵なものを観せてくれてありがとうございましたー!!Go for, let's go, next stage!!!

シュリンプ剥いてたステーショナリーをつくってみた

BLAZING!に参加した方なら分かるステーショナリーをつくりました。

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まずこれはマスキングテープです。どこのシーンをモチーフにしているか伝わりますかね…?

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正解は、コントの一発芸のひとつ「シュリンプイヤー」のマスキングテープです!!!

 

しゅりんりー「ここふたり(神谷さん小野さん)はシュリンプしてたけどお前(宮野さん)何やってたの?」
宮野さん「シュリンプ剥いてた(笑)」
神谷さん「剥いてんじゃね〜よ!」
小野さん「何下ごしらえしてんだよ!」

のシーンから、

シュリンプイヤー
シュリンプイヤー
シュリンプ剥いてた

です(笑)あの必殺技大好きです。何回見ても笑っちゃう。

 

 

そしてマスキングテープ用につくったデータを流用して、レターセットをつくりました。千秋楽公演に持っていくお手紙を書こうと思っていて、そのためにつくったオリジナルレターセットです。

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見事なエビ柄(笑)

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エビの帯。良い紙使いました。

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裏返すとしゅんりー男爵(ホラー)。

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本文には上下にシュリンプイヤーとシュリンプ剥いてたのワンポイントがあります。

 

シュリンプが結構かわいくデータつくれたのでは?と思っていて満足です。マスキングテープは「分かる人には分かる」系グッズとして普段使いしていくつもりです(笑)

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シュリンプイヤ〜〜〜三兄弟。

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ターコイズ男爵〜〜〜!自分でつくっておいてちょっと怖い。

 

このエントリもツアー期間中に書いているので、千秋楽が終わったらブログに公開します…。下書きで溜めてるエントリがめっちゃある…(汗)

「MAMORU MIYANO ASIA LIVE TOUR 2019 〜BLAZING!〜 @8/17-18兵庫」感想

お待ちしておりました関西公演!!!関西民としては嬉しい限りでございます!!!!!

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見てくださいこの天気の良さ。空がめちゃくちゃ白飛びしてますというツッコミは置いといて…。BLAZING!ツアー初の快晴では!?!?!?

ファンの間では宮野さんが雨男だと有名なんですが、初日から曇りとか雨とか台風とか…今回のツアーがびっくりするくらいピンポイントで天気が悪くて…。この1週間前の上海公演なんて飛行機の欠航が相次いだ台風の中でのライブだったので、参加された方は結構大変だったみたいですが、兵庫の2日間は快晴でめちゃくちゃ暑かったです!(しかしライブを挟んで前後は雨。奇跡。)

 

かわいかった特集

兵庫2日間の宮野さん、なんだか目に見えてテンションが高かったのですっっっごくかわいかったんですけど!?!?

1日目のバラードコーナーMCに入るときに、用意されてた高さ調整可能な椅子がいつもより低くかったらしく「椅子が低〜〜〜い!」って言ってスタッフさんに直してもらってたんですよ。直してもらってる間にそのスタッフさんにやたら絡みにいってたのがおもしろかった(笑)まずそこで「なんかテンション高いな?ww」って思って。

で、2日目の同じ場面で宮野さんが椅子に座って水飲んでる間に、客席からチラホラ「椅子だいじょうぶ〜!?」みたいな声があって(わたしの近くはそうだった)。他の席でも宮野さんに何か言ってて。宮野さん、その声をしばらく聞き取ろうとするも結局聞き取れなくて出た言葉が

「……なんか言ってるねえ(笑)」

だったの、めっちゃ笑ったんですけど…(笑)声のトーンがでろでろに甘くて、あの瞬間わたしは幼稚園児になりましたがみなさん大丈夫でしたか?人間の形を保てていましたか?

それを見た客席「カワイイ〜〜〜!!!」
宮野さん「えっカワイイって言ってたの!?」(←椅子だと思うけど…)
客席「カワイイ〜〜〜!(高い声)」「カ"ワ"イ"イ"〜〜〜ッッ!!!(野太い声)」
宮野さん「男子も!?男子、俺のことカワイイって思ってんの!?」
客席男子「カワイイよ〜〜〜!!!」
宮野さん「えっありがとう…?(ガチ照れ)」

いやあ…ウルトラかわいかった……。マモライの現場では頻繁に幼稚園児になってしまうな。

 

日替わり曲 

兵庫1日目 Be Mine
兵庫2日目 Can't Ever Let You Go

参加した公演がずっとFRONTIERとBe Mineの組み合わせだったんですが、ツアーの中盤くらいにフォロワーさんからもう1曲日替わりでCan't Ever Let You Goがあったと聞いてずっと聴きたかった曲。7公演目にしてようやく巡り会えたね感…(泣)

しかもこのバラードアレンジがすっっっごく良かった。特に2番終わりの「空に太陽輝き~♪」からのワンフレーズの抑揚が感動的でした。そこの前の「側にいたい」から「君への愛を届けたいよ」までの盛り上がりがCD音源より一層すごかったんですが、「澄んだ目に…」からストンと音が落ちるというか静かになるというか、トーンダウンするんですよ。その落とし方が本当に見事でした……。やられたなあ…これだから宮野さんのライブで聴けるバラード大好きなんですよね。これは絶対円盤に入れてほしい、DISC2に入りますよね!?(圧)

 

海色を照らす光線 空の青を映して
深い影 夜のしじま 全部連れ去って行く

聴きながら、改めてここすごく詩的で素敵な歌詞だなあと思ったんですが、どんな景色なんだろうなあ。朝日の暗喩?

そしてこの歌詞の後ろに、

泣きたくても 涙見せない
そんな強がりも可愛くて
僕に何が出来るか探してる

と続くことで、先ほどの光景が好きな人の不安を拭える存在になりたいという意味の暗喩表現なんだと分かるんですよね。ここ好きだなあ。
「夜のしじま」ってなんだろうと思って調べたら、しじまとは「静まり返っている様」らしいです。不安・闇・寂しさ、それらを拭い去れる「海色を照らす光線」になりたい僕。

 

1日目MC/挨拶

恒例の「ツアー終わるまで内容は秘密にしておいてね」のくだりで、「でも感想はぜひたくさん言ってください!なんかよくわかんないけどエモリンティウスのパーリナイPONPONPON〜!って!」となぜかいきなりEXIT調のトークに。他にもいろいろEXIT調で喋ってたけど忘れた…(笑)これが結構うまかったので、いつもラジオで若者言葉にタジタジな宮野さんからは想像つかなくてびっくりした。宮野さん、ネタとしてだったら若者言葉もマスターできるよ…!

って思ってたら、後日テレビでEXITのお二人も出てる番組に出演するという情報が回ってきて、履修済み案件だったことを知る(笑)もうすぐなので楽しみです。録画しないと!

 

2日目MC/挨拶

マモライは毎公演楽しいんですが、2日目は特に楽しかった……!

最後の挨拶でチームマモメンバーから2人くらい選出されて話してくれる、がこれまでの流れだったんですが、もう残すところ千秋楽を除くと今回を含めて2公演…全員回すには数が足りない!ということで、今回はダンサーズみんなで挨拶してくださいと宮野さんからの司令(?)が。なので愛知ではバンドメンバー全員で挨拶するんじゃないかな。

ダンサーズ、その場でショートコント仕立ての挨拶を始める。

これはぜひ、ぜひぜひ絶対に円盤に入れてほしい。めちゃくちゃおもしろかった。すっごいおもしろかったのに、衝撃でセリフが記憶から飛んでて思い出せないところがチラホラ……悔しい〜!気になる方は誰かのレポを探してみてください。ざっくりこんな感じの内容でした。

 

ヒーロー戦隊のダンサーズ自己紹介
FUMIくん:トップバッターの衝撃で忘れてしまった…
TOSHIくん:地域密着型
YUZZYくん:東京〜新神戸2時間49分、年齢不詳の〜
sho-ta.くん:YUZZYより2歳年下、35歳!(って言ってたかな!?YUZZYくんせっかくボカしたのに!w)
NOSUKEくん:ご飯お米関係だった気が
HIDEちゃん:ダンディーだった気が

FUMIくんが「敵を倒すぞ!そのためには会場のみんなの協力が必要だ!」みたいなことを言うと真顔のNOSUKEくんが「説明しよう」とよくテレビであるアレを…。ダンサーズが花道を走るので、みんなはウェーブしてください!という内容でした。 

会場みんなで、自分の近くにダンサーズが走ってきたタイミングでウェーブ。結構うまくいってました。

ダンサーズ「やったー!敵を倒したぞ!隊長(宮野さんのこと)に報告しにいこう!」

メインステージに戻ろうとするダンサーズの前に急に立ちはだかる宮野さん(笑)
宮野さん「フッハッハ!ここは通さんぞ!」
お得意の(?)寝返った敵として急に参加してきたのでダンサーズタジタジ(笑)
タジタジしながらも宮野さんの前で「任務完了!」と報告 〜完〜

宮野さん「予定にないこと急にやったら動揺するのやめて?(笑)」
これが宮野真守だー!!!ってうまくオチをつけて終わりました(笑)

 

ざっくりこんな流れだったんですが、宮野さん曰くこのコーナーはただ単に「ダンサーズみんなで挨拶してね」としか伝えてなかったそうです。自主的にショートコントを入れてくるダンサーズに、宮野さんイズムが浸透しきっているのを感じる…。宮野さんも言ってたけどこの人たちお笑い芸人じゃなくてダンサーだからね? 

 

最初からー!の隙間MCですら進化する演出

もうほぼ恒例になっている「次でさい…」「最初からー!」のくだりでは、兵庫1日目に「I'll do it my way」で炎がボッと出てきました。

2日目もそのくだりがあったんですが、2日目はそれに加えて上から火花みたいな炎も追加で出てきてびっくりした!宮野さんもその追加演出にびっくりしてて、チームマモはこうやって公演を重ねるごとにさらに良いものにしようっていろんなスタッフさんが動いて、進化していくんだなあと肌で感じられて感慨深かったです。

 

備忘録

兵庫の2日間も公演時間は約3時間でした。 2日目はダンサーズの挨拶でちょっと時間とってたので、もうちょっと長引いてるかな〜と思ったけど、終わってから時間見たらそうでもなかった。今回のツアーは全体的にMCが短めなのでそれに伴って全体の時間も短めですが、LOVING!までのツアーって本当にMCの時間を多くとってくれてたんだなあ…と改めて思いました。個人的にはチームマモのお話も楽しくて大好きなので、今回ちょっと物足りなさすらある。

 

 

曲の感想は大方最初の横アリ公演のエントリで書いているので、このエントリではそれ以外のことを書いてみました。

わたしが参加するのは残すところ千秋楽のみ。今回自己記録では最多の8公演参加なのですが、びっくりするくらい飽きない…(笑)ただ今回のツアーはかなり長めなので、ネタバレや嗅ぎとれる内容を含んだ感想をウッカリどこかで書いたりしちゃわないか、結構ヒヤヒヤしながら文字を打っている生活です。このブログにもすでにネタバレ含む感想と制作物のエントリだけで4本くらい下書きを書き溜めているので、千秋楽公演が終わったらここが楽しかった!って感想をぶちまけたいです。

千秋楽とツアーまとめの感想はまた別のエントリで書きたいなと思っています!それではまた。 

スペトラ炭酸アート 〜炭酸宇宙でTravellin' the space!〜

ーーー炭酸アートってなんやねん。

その答えを求めて、我々は宇宙に旅に出た。

 

 

 

まあ造語ですわ。

 

そう!今回はかなり久々に、趣味のつくってみた系のエントリになります。しかも今回はかなり実験作です。

結構長い間「こういうのつくってみたいなあ」というアイデアは頭の中にあったんですが、ツアーが始まってちょっとスランプっぽい時期にも差し掛かったりして、なかなか手が動かせなかったのが仙台公演を経てようやく手を付けられました。こういう制作物を俗になんと言うのか当てはまるものが見つからなかったので、自分で名付けて「炭酸アート」とタイトルとつけました。

 

今回の題材はこちら!みんな大好きSpace Travellersです。まずは完成物の写真。

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ペットボトルラベル(のようなもの)を使って、スペトラの世界観を再現してみる!が今回の制作テーマです。

※あやふやな記憶に頼ってラスボス描いてたんですが、いざ答え合わせするとラスボスの形状違ったっていう…許せ……。角が鹿ではなく鬼、口の端から髭みたいに伸びる角みたいなものがある、顔がわりと人間のおじいちゃん寄りが正解でした(泣)

ちなみに炭酸の泡がいい演出をしてくれる。

 

真正面はこんなん。

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市販で売っているなるべく表面に凹凸のないペットボトルを選んで、元々巻かれていたラベルを剥がして今回つくったものを代わりに巻きつけてます。

これで何を表現したかったかって言うと、LOVING!とBLAZING!のライブで観たスペトラの景色を手元でも観れないか?という実験。

 

ディテールの写真を貼っていきます。

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写真で分かるかなこれ…ラベルの裏側に宇宙が広がってるんですが、前面は透明なので「ほら地球がまるく(蒼く)見える」の歌詞にリンクさせて、地球のような惑星が見えるようにしています。

ロケットの小窓をのぞきこめば、「流れ星とすれ違う」。その下には「天の川を見下ろして」が疑似体験できるデザインです。

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「同じ星で起きているLOVING!とBLAZING!のスペトラ」の世界観を出すにあたって、モチーフとしてロケットと敵対するヒーローを同じ星にのせました。どちらもライブの映像に出てくるシーンですね。

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ライブでほんとうまくできてますよねこの対比…。どちらも同じ曲なのに、片やテーマがLOVING!のスペトラでは宇宙旅行的なハッピーが見えて、一方BLAZING!がテーマのスペトラだと人知れず暗躍している地球を守るヒーローっていう。同じ星の上にまったく境遇の違うふたつの景色が共存している、というのも今回デザインにしたかったポイントのうちのひとつです。

 

 

 

制作工程

さて、ここからは今回の制作でちょっと大変だったことの裏話的なことを残していきます。

今回この制作をしていていちばん思ったことは、「世の中のものってよく考えられてできてんだなあ」ということでした。そりゃそうでしょというツッコミは一旦しまっておいてくださいな。頭では分かってても手を動かすと本当に実感するので。

 

今回の制作は炭酸用のペットボトルで挑戦する、というのはわりと初期から決めてたんですね。理由としては「炭酸の泡がいい演出になりそう」と予想できていたことと、単純に炭酸用のペットボトルって形状が丸いので、巻きやすいだろうなと思って。ところが実際に買ってサイズを測ってみると、単に丸いって言っても微妙に同じ太さじゃないように調整されてることに気付きました。微妙な角度でくびれができてるんですよ、ペットボトルって。真ん中の方がなだらかに細くなってるんです。だから世の中のペットボトルラベルは熱を加えればペットボトルの形状に沿って縮小するシュリンクラベルを使って、ペットボトルのくびれにもきっちり沿うつくりになってるみたいです。よくできてますね〜。

シュリンクラベルで挑戦するのは個人の趣味だとちょっとハードルが高めだったので、今回はOHPフィルムにインクジェットプリンターで印刷する方法をとりました。実用性はまあ二の次なので…オッケーってことにしとこう。

というわけでデザインデータをつくって印刷してみたんですが、うっすいんですよ!前面のデザインが透けまくるから、絵柄がちゃんと見えない。これも調べたら、市販のラベルは絵柄を鮮明に見せたいところには先に白インクを乗せてからカラーインクを乗せてるそうで…。

でも普通の家庭用インクジェットプリンターで特色の白インク使うとか無理そうだな…と思ったので、代用品を考えて最初に思いついたのがマニキュア。百均で白にラメが入ったマニキュアを買って塗ってみた、ら!

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塗りムラがひどい!!!!!

これはこれでラメがいい感じにキラキラしていて良かったところもあったんですが、なんせ塗っている素材が透明なので塗りムラの汚さに目がいってしまう。手作業で筆を使う作業だと塗りムラをなくすのはなかなか難しいので、均一に塗れる方法をさらに考えたところ、シルクスクリーンで白インクを乗せる方法を思い付きました。

ということで、自宅でできるようにレトロ印刷さんのスリマッカキットを注文。

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一緒に白インクと版も注文して、ラベルの裏面にプリントしていきます。

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乾く前に作業しなきゃいけないので写真撮る暇なかったんですが、これはすべてが終わって乾かしているところ。

出来上がったラベルがこちら。

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白い紙の上に置いてるので分かりにくいですが、星の球体の裏に白インクが乗っています。

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こんな具合です。

両面テープをラベルの端に貼って、ペットボトルにくるっと巻いてくっつければ完成!今度こそいい感じになりました。

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Travellin' the space!

 

というわけで、若干詰めが甘いところやあんまり実用的でない面もありますがイメージしてたことはある程度できたと思うので、今回の制作はおしまいです。ここまで読んでくださってありがとうございました!

このエントリはBLAZING!兵庫公演の前に書いてるんですが、デザインに大いにネタバレが入っているがゆえに千秋楽までどこにも公開できないっていう……。前回のエントリを投稿してから1ヶ月以上経ってますが、ツアーの感想もこのエントリも下書きに溜めていっているのでツアー終了とともに公開したいと思います。これを読んでくださっている人はツアーが終了した時間軸にいる人なんだなあと思うと、未来に向けて今書いているのがちょっと不思議。ではでは!

「MAMORU MIYANO ASIA LIVE TOUR 2019 〜BLAZING!〜 @7/14岡山 7/20-21宮城」感想

ゼビオアリーナ仙台での2日間の公演を終えて、今はその翌日にこのエントリを書いています。岡山は2日目、宮城は2日間参加しました。

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岡山公演、アメリカ帰りの宮野さんに会えて嬉しかったな。会場の倉敷市民会館は今回わたしが参加する会場の中では唯一のホールで、一般で取った2階席のチケットでしたがキャパもそんなに大きくないのですごく見やすかったです。

ただただ楽しかった!来週も仙台で宮野さんに会える!
心配だったのは天候だけだった(今回のツアーは今のところほぼずっと雨)のに、この1週間の間にあんな大きな悲惨な事件が起きてしまった。

 

仙台1日目は、事件以来はじめて宮野さんの姿そして言葉を目にした場でした。ブログもあの日から止まっていたので。そりゃそうだよね、わたしも言葉が見つからない。

仙台での2公演を観て、どう言葉にしていいのか、今もまだ迷っていてうまく言葉にできないでいる。

 

事実だけ伝えると、仙台1日目の公演が始まる前に、黒の衣装でひとりステージ上に静かに現れた宮野さんが短く話をしてくれて、会場にいた全員で長い長い黙祷をしました。チームマモのメンバーやスタッフさんは、ステージの両端でそんな宮野さんを見守るようにしていました。

そのとき宮野さんがなんて言葉を紡いでいたか、わたしはこれを少しでも曖昧な状態ではここに書くことはどうしてもできないなと思ったので、あえて書きません。あの言葉を書き残すなら、少しも間違って残したくないなと思ったからです。

多くのことは語っていません。感情的に涙を流して声をあげたりもありません。でも静かに伝わってくる感情やこの最中でこれから行うパフォーマンスへの覚悟は、会場全員に伝わっていたと思います。

ツアーのタイトル、そしてこのツアーのために書き下ろされた1曲目のタイトルのこと、意図はまったく違っていてもタイミング悪くあんな事件が起きてしまって、苦しかったかもしれない。でも「全力でパフォーマンスを届ける」と宣言してくれたその言葉通り、見たことないいろんなエネルギーの塊みたいなパフォーマンスを観せてくれた。そんな姿を見てこみ上げてくる何かがあったし、いつもは泣かないようなところで勝手に涙が出てきたりして喜怒哀楽がグチャグチャだったけど、精一杯笑顔を届けてくれた宮野さんに感謝しかないです。

あとこれは個人的に感じたことですが、仙台1日目の「POWER OF LOVE」と「FRONTIER」はすごく優しく歌っているように聴こえた。声色がすごく優しかった。

 

汗と涙でグチャグチャだった仙台1日目、仙台2日目はいつものように笑顔100%で終われて気持ち的にはすごく救われました。

ただ、この日はドラムの髭ちゃんが体調不良で参加できないと開演数分前にアナウンスがあり、ステージ上ではドラムセットだけ鎮座している状態でのスタートでした。でもドラムの音は入っていて、MCの際に宮野さんが言うには「チームマモの制作スタッフが、今まで録音していたライブの音源からドラムの音だけを抜き取ってつないでくれた」とのこと。「だからちゃんと髭ちゃんのドラムの音なんだよ」って言ってました。チームマモの制作陣の対応力と、髭ちゃんがこれまで正確にドラムを叩いてくれていたからできたことだと誇らしく語っていて、宮野さんだけじゃなくてスタッフさんもチームを大事にしている空気がちゃんと感じられた。プロの仕事をしているんだということが直接伝わってきました。

バラードコーナーはこの日だけのドラムレスバージョンになっていて、他もどうしても必要なときはマニピュレーターによる髭ちゃん音源の演奏での対応。もはやライブ定番になってきた「次の曲で最…」「しょー!」「最…」「しょー!!」「最初からやります」のくだりは、この日は「さすがに今日は無理だから!!」と強めに言ってたのがわたしにはガチっぽく見えてたんですが、会場の押しに負けて「最初からやります」と言ったその瞬間流れた演奏にはちゃんとドラムの音が入ってました。ステージの袖でマニピュレーターさんが頑張ってくれてました。瞬発的な対応力がすごい。

この日は髭ちゃんの体調不良もですが、お客さんの中に途中で具合が悪くなった方がいたみたいで、それに気付いた宮野さんがMCの進行を止めて「大丈夫?」「(会場に向けて)ちょっと待ってね」と看護スタッフさんによる対処がされるまで声かけをされていました。前にテレビでモッチーママさんが宮野さんのことを「その笑顔が誰も置いていかない」って言ってたけど、こういうところだよねって思う。髭ちゃんもそのお客さんも早く回復してたらいいな。

 

みんな言葉にならない気持ちを抱えた中で会場に集まって、トラブルも多かったけど全力でパフォーマンスと笑顔を届けてくれた宮野さんの姿は忘れない。宮野さんに会えたということ、ただそれだけに絞って言えば「行って良かった」だけど、あんまりこのタイミングの公演だったからとか、そういうふうには言いたくない。起こってしまったことは巻き戻せないけど、何事もなければあの時間はなかったはずだから。

誤解してほしくないんですが、宮野さんのあの行動を否定的に思っているのではなく、むしろあのとき宮野さんにできる最善の言葉と行動を見せてくれたことの真摯さは重々わかっています。でもまだそれを前進する一歩として現実に持ち帰れるほど気持ちの処理ができていない。それどころか、宮野さんがまだ明るいステージに身ひとつで出てきたとき、頭から血がサーッと引いていくのを感じて、事象として知っていたことが一気に生身の現実になった。急に実感がわいてきてしまって、始まる前はちょっと放心してしまった。でもそんな状態でもライブに参加している間はやっぱりいつもの心から楽しいと思える大好きな空間がそこにあって、あの空間にいるときは本当の本当にプラスの感情しか湧かなかった。

ここ数ヶ月の度重なる大きな理不尽な事件や事故にずっと沈んでいて、仙台1日目を終えた夜はライブ以外のいろんなことが頭の中をグルグルしていたのでつらくもなったし、正直まだ噛み砕けていないこともある。この折り返し地点になっていろんなことが起こって、いちライブという役割以上の意味がのしかかってきてしまっているけど、宮野さんが最後のJ☆S大合唱のときに「次に会うときまでJust Smileだよ!」って強く強く言っていたから、少しでも何かできることはしたいなあと思いました。やれることからやっていこうね。

 

 

日替わり曲

岡山2日目 FRONTIER
仙台1日目 Be Mine
仙台2日目 FRONTIER

わたしはこれまでFRONTIERとBe Mineの2曲しか知らなかったんですが、フォロワーさんに聞くところによるとCan't Ever Let You Goも日替わり曲であるらしい。まだ聴けてないのですが、あと3公演参加するのでどこかでは聴けるかな。

 

備忘録

終演時間の記録を忘れ…た…。でも岡山2日目、仙台両日ともに約3時間だったと思います。

 

次は8月の兵庫両日と9月の横アリ千秋楽に参加します。それではまた。

「MAMORU MIYANO ASIA LIVE TOUR 2019 〜BLAZING!〜 @5/28-29 横浜アリーナ」感想

「MAMORU MIYANO ASIA LIVE TOUR 2019 BLAZING!」がついに!ツアー開幕いたしました!!!

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そうです、今は初日と2日目の横アリ公演を終えたタイミングの時間軸でこの文章を打っています。ネタバレは千秋楽まで解禁できないのですが、その間にも感想はみるみるたまっていくのでひとりでメモ帳をサンドバッグに書き殴る日々が始まるんですよね…。しかも今回、期間が長い!すっごいものを観てしまったので、これから約3ヶ月ちょっと黙っとくの本当につらい…感想言いたい…。

そんなわけで、各公演終わりにメモ帳に書き殴った文章は整えてこのブログに残したいなあと思うので、ネタバレ解禁日まで下書きにしてためていきたいと思います。ちなみに内容の全体像についてはあんまり詳しく書く予定はないので、公演内容をすでに知ってる人向けな書き方になるかと思いますがご容赦ください。

 

セットリスト

M01. FIRE
M02. VOICE (remix)
M03. EGOISTIC
M04. Sugar,Sugar
M05. Never Friends

メンバー紹介(BGM)
 Break a Road
 FIRST GATE
 Naked Tango
 Now and Forever
 BLACK OR WHITE
 Break a Road

M06. POWER OF LOVE
M07. 日替わりバラード
 FRONTIER(横アリ1日目)
 Be Mine(横アリ2日目)

M08. 僕のマニュアル (remix)
M09. ぼくはヒーロー

幕間コント「ぼくらはヒーロー」

M10. TRANSFORM (remix)
M11. 蒼ノ翼
M12. ULTRA FLY
M13. Space Travellers
M14. BREAK IT!
M15. Gravity
M16. EXCITING!

EN01. アンコール
EN02. Kiss×Kiss

J☆S(退場BGM)

 

日替わりバラードは最初の横アリ公演2日間のみ一旦記載しています。これまで本編かアンコールのどちらかに必ず入っていたJ☆Sが今回はセトリから外れていたのですが、退場時のBGMになっていて会場の大合唱で宮野さんとバイバイしたのが印象的だったので、無理やり入れてみました(笑)でも本当に1曲分として数えてもいいと思えるくらいの大合唱だったんですよ。あの一体感が出るときの会場の空気ってすごく良いよね…感動しちゃった。

 

ライブ構成

曲それぞれの感想は順に書いていきますが、まず最初にこれに触れさせてください。

わたしはマモライのライブ構成やそこから読み取れる文脈みたいなものが好きなのだと言及してきましたが、今回のツアーはほんっっっとうに良くできたライブ構成だった……。個人的な解釈になりますが、全部無駄なくひとつのストーリーになっていたと思うのです。たとえるなら、起承転結がきっちりしている1話完結物のテレビ番組、みたいな。

 

<オープニング>
FIRE→VOICE→EGOISTIC

今回のツアーコンセプトの提示。オープニング。マモライは毎回冒頭の3曲でツアーのメインテーマにふさわしい曲を選曲して、そのツアーの“顔”をつくってると思うんですが、今回もこの冒頭3曲がタイトルに基づくコンセプトの提示をしていると思います。

 

<起>
Sugar,Sugar→Never Friends→POWER OF LOVE→日替わり曲→僕のマニュアル→ぼくはヒーロー

ヒーローの日常パート。MCでも宮野さんが言ってたけど、ヒーローはただ強くてかっこよくて…だけじゃない、時には挫折したり苦しんだりもする。スパイダーマンパーマンみたいな作品でもよく描かれるような、正体を隠して平和を守るヒーローたちはそれゆえの悩みだってある。ヒーロー業のために自分の日常生活がおろそかになって誰かを怒らせちゃったり、好きな人に振り向いてほしいのにうまく想いが届かなかったり。損なことも多いけど、でもやっぱり大事な人の笑顔を守りたいから「ぼくはヒーロー」になる。

 

<CM>
幕間コント「ぼくらはヒーロー」

 

<承>
TRANSFORM

これから何か起きそうな静かな予感、嵐の前の静けさ、何か良からぬものが人知れず生まれた気配。この曲のアレンジがそういう気配を全部表現していて本当にうまい…。
TRANSFORMはもともと「変化」の意味を持った曲だけど、セトリのこの位置に置くことで日常からヒーローになるという物理的な意味での「変身」と、事態が「変容」するというダブルミーニングで表現できてるところが本当にすごい。場面転換の肝はここだと思う。

 

<転>
蒼ノ翼→ULTRA FLY→Space Travellers

戦うための翼を手に入れて駆け抜ける、敵に立ち向かう。膝をついてしまいそうになりながらも必死に戦って、ついに最終決戦へ…。対峙する敵はスぺトラのラスボス。一番盛り上がるところ。

 

<結>
BREAK IT!→Gravity

BREAK IT!はそのまま(スペトラの敵を)「倒した!」。この位置にあると自然とコーレス曲としても使えるしうまいな〜と思った。MIXING!では宇宙空間のイメージに近かったGravityが、今回のBLAZING!では空と大地の景色が広がっていたのが印象的でした。守り抜いた地球の美しさとか、そこで生きているいのちの尊さみたいなものを表現したかったんじゃないかなあ。

 

<エンディング>
EXCITING!

この曲から始まった前回ツアーから怒涛の10周年イヤーを突っ走ってきて、このツアーの本編最後で再びこの曲で終わる「10周年イヤーとしての」エンディング。ツアーの最初の方はまだ10周年イヤーだったし、10周年の総締めくくりだと思ってる。

 

<次回予告>
アンコール→Kiss×Kiss

演出的にはここでクレジットが流れるので「ツアーとしての」エンディングにあたるところだと思うのですが、あえて「ここからまた始まるからさ 信じて」に重きを置いて次回予告枠を推します。最後の最後で、マモライの最初からずっとセトリ入りしてるKiss×Kissを入れてくるのもニクいね。この10年と一緒に、また新しい物語が始まるんだな~~~!って思いました。

 

と、今回のツアーのライブ構成をわたし個人としてはこんなふうに受け取っていました。宮野さんのことだから、正解は本人の中に持っていても、たぶんあれこれ詳しく正解の説明はしないんじゃないかな〜と思う。わたしはこう受け取ると自分の中ではすごくしっくりきているので、今のところはこれがベストアンサーです。

 

 

 

2019/5/28〜29 横浜アリーナ

さて、横アリ公演2日間を終えて書き殴った感想をまとめます。

 

全体的に映像のクオリティがすごい

これ最初から最後までずっとだったんですが、映像への力の入れようが今回は特にすごかった!!!!!単純に今回のライブのストーリーを観客に伝えるために、いつもよりビデオパートの本数が多かった&内容が内容だけにちゃっちく作ってしまうと本当に残念になるというのもあるとは思いますが、それにしてもバラードだったりメンバー紹介だったりMC中の背景だったりの細かいところまでのすべてがとにかくオシャレ!!!センスがカンストしてる!!!

いつも思うけど、宮野さんのライブって背景に華があるよね。物理的な背景もだしサポートメンバーが出すパワーも含めて、バックが強いなあと思う。

 

M01/FIRE

初披露!!!横アリで初披露のあとはラジスマでもOP曲になるらしく聴かないようにする方が大変になりそうですが、今回のツアーで“新しく盛り込んだこと”のひとつは確実にこれですね。未発表の曲を1曲目に使うこと。

実は、ライブに行く前は「1曲目かもしれないけど1曲目じゃないかもしれないなあ」と思っていたのです。伝わるかなこのニュアンス…(笑)

うーんと、つまり、ライブのためにつくったとわざわざ公言しているような強い曲は1曲目に持ってくるのが一番インパクトも強いし最適だと思うけど、誰も知らない曲を1曲目にするのって結構ドキドキするじゃないですか。ちょっとリスキーな位置というか。盛り上がる保証がある程度約束されている位置って、コントと振り付け曲終わりのラストスパート1曲目のあたりだと思うので、そこに持ってくるかもしれないなあと思っていたのです。でもそんな安全策は宮野さん的にはナシだったんでしょうね。

バッチバチにかっこいい曲でした。観客がコーレス入れる隙がないのも、初披露として使うなら逆に良い方向に作用してた気がする。これは回数重ねるにつれてどう育っていくかが楽しみな曲だな…。次行くのがだいぶ先なので、そのころには変容してる可能性もあるんじゃないかなと思っています。

 

M01〜M03/ツアーコンセプト「ヒーロー」を打ち出す選曲

個人的にマモライの1曲目〜3曲目ってすごく重要な役割を担っていると思ってて。というのも、ここの3曲がテーマを強く打ち出す曲じゃないとその後に続く曲の受け止め方に迷っちゃうんですよ。宮野さんのライブスタイルだと、曲はあくまで素材であって、それをどう料理して魅せたい方向へ観客を導くかで受け取る印象も大きく変わると思うので。それを踏まえたうえで未発表の新曲FIRE→VOICE→EGOISTICのコンボやばくないですか。

VOICEね!!!ここで聴けると思ってなかった…!VOICEとかTRUST MEとかSpace Travellersみたいな“各ツアーでいちばん盛り上がる位置に組み込まれた特に勢いのある曲(※ただし他ツアーのセトリにはなかなか入らない)のことをわたしは「1ツアー爆発型曲」と呼んでいるのですが、まさかこのタイミングでセトリに入ってくるとは〜〜〜!

EGOISTICはたぶんセトリに入るんじゃないかなあと思ってたので、意外ではなかったけどやっぱりあのイントロを聴くと興奮します。「正義」って言葉を聞くと真っ先に連想するのがEGOISTICだなあ。

今回のテーマが「ヒーロー」で、でもヒーローと一口に言っても必ずしも正しいものだけをそう呼ぶのではない、それぞれに正義がある、というのがこのテーマのある意味肝(宮野さんが演る意義)になるところだと思います。EGOISTICはどちらかというと黒い正義を強く打ち出している曲ですが、対称的にVOICEはプリストのゲームの主題歌というのもあって、真っ直ぐ純真に突き進む白い正義のイメージ。FIREはこのツアーの主題歌みたいな役割をしてますけど、その後に白と黒の正義を打ち出すような構成で最初の3曲を固めているのが個人的にめちゃくちゃ刺さりました。

 

M04/Sugar,Sugar

まさかまさかの、ですよ。テーマが「ヒーロー」でSugar,Sugar聴けると思う!?次に来るNever Friendsと対照的なラブソングだったのも相まって良かった。

Sugar,Sugarは発売当初、宮野さんの曲の中ではMagicに次ぐアメリカンちっくで洋楽っぽい雰囲気のある曲だなという印象があってそれはずっと変わらずですが、このツアーのテーマを知っているとアメコミヒーローものの日常パートでありそうな感じがしてきました。変身してるときはバチバチにキメるのに普段の日常での姿はちょっと抜けてて好きな子にもうまくキマらない、みたいなの王道じゃないですか。そういう感じ…。

 

M05/Never Friends

ツアーが始まる前に“ラジスマで聴いたときの印象だけで作品制作をする”ということをやっていたのですが、いつもライブの演出を観ると印象がだいぶ変わることが多い中で、これは珍しく初めてフルで聴いた後もそんなに印象が変わりませんでした。

golden-night.hatenablog.com

細かいことを言うとグラスの飲み物の色は変わったかな。歌詞に「泡」って入ってたから、最初「ビールか!?」なんて色気のないことが頭に浮かびましたがそこはシャンパンとかサワーとかそこらへんの雰囲気に合う方で…。

あと、話が脱線しますが「抱きしめていた この想いを全部 手放す時が来ても」という歌詞を後で歌詞カードで見て、これと対比で頭に思い浮かんだのはLast Aroundのこのフレーズ。

「切ないよ 不意にこぼれる 心から溢れ出す言葉を 抱きしめる 伝わらぬように」

わたしは成本さんの歌詞が大好きなので、この“伝えてはいけない言葉だから抱きしめて相手に届かないようにする”というニュアンスのフレーズを最高で天才だと思っているのですが、このNever Friendsの主人公はそんなふうに抱いて留めていた気持ちすらも葬る未来を見ているんだなあと思うとなんだかな…切ないですね。

ラジスマや雑誌のインタビューだと、「この曲の主人公は想い人に恋愛対象として見られていないことが分かっていて、叶わない恋だとしても別に悲観的になっていない」みたいなことをおっしゃってましたが、“未来には想いに終わりがある可能性”をしっかり判っているあたりが「今の宮野真守が表現できる大人の恋」なのかなあと思いました。想い続けるだけじゃなく、ちゃんと終わらせられる恋。でも今はただただ自分が相手を好きでいるということに納得している、という恋の仕方。

ライブの演出的にはバックモニターの夜の街と街頭の灯りがきれいだったな。この曲の後にバラードコーナーとしてのMCが続くのですが、そのときはバックモニターがバーみたいな室内の景色に変わりました。Never Friendsで夜の街を訪れたのち、バーで落ち着いたひと時を過ごす宮野真守感。

 

M06/POWER OF LOVE

Never Friendsでしっとりした会場の空気が、この曲で一気に白く明るくなった!夜から昼になったね。POWER OF LOVEのダイナミックなゴスペル感は場の空気が一気に変わるから、Never Friendsとの空気の変わりようがすごかった。たとえて比べてみるなら、Never Friendsは夜・ふたりきり・告げないでいる想いのイメージだけど、POWER OF LOVEは昼・みんなで・愛を歌えという真反対ぶり。この対照的な2曲が並ぶと、愛の表現にもTPOがあるな〜と思ったりしました。

 

M07/日替わり曲

横アリ初日はFRONTIERで、2日目はBe Mineでした。FRONTIERもちょっと久しぶりに聴いた気がする。これも歌うタイミングを選ぶ時事ネタ曲だと思っている……。FRONTIERは一歩一歩踏みしめて前に進むヒーローの姿、Be Mineはヒーローも日常ではこんな切ない恋をしてるかもしれない、そんなことを表現したかったって言ってたかな(若干あやふや)。

 

M08/僕のマニュアル

大人っぽい雰囲気にアレンジされた「僕のマニュアル」めちゃくちゃ良かった!!原曲も市川さん作曲ですごくおしゃれなちょいジャズ曲ですが、そこにぐっと落ち着きと大人っぽさを足したアレンジになっていました。ピアノの音色が素敵だった。

 

M09/ぼくはヒーロー

今回の振り付け曲でした。枠組みはバラードコーナーの位置でやるのに、バラードではないという矛盾(笑)今回のツアーのバラードコーナーは日替わり曲を除くとあんまりバラードじゃないんですよね…(笑)Never Friendsくらいしか分かりやすくバラードの曲がないという。これだいぶ珍しいと思う。セトリ組むときの裏話がまたどこかで聞ければいいなあ〜。

そしてこの曲、振り自体も楽しいけど、コールが楽しい!「腹筋!背筋!」「トレンドチェーック!」「ランニングー!」がもう特に楽しくて楽しくて仕方ない。

 

幕間コント「ぼくらはヒーロー」

ゲストはゴッドバレーマンこと神谷浩史さんと、小野大輔こと小野大輔さん(?)、そしてお馴染みのしゅんりー。今回しゅんりーの悪役がめちゃくちゃハマってて大好きでした!見た目がディズニーに出てくる悪役っぽい!

一発芸コーナーは特に「シュリンプイヤー」大好きでしたね…。「お前何してたの?」「シュリンプ剥いてた」「剥いてんじゃねーよ!」「何下ごしらえしてんだよ」の一連の流れがツボで(笑)

 

M10〜M15/TRANSFORMからGravityまでの文脈

これはわたしが個人的に感じた文脈なんですが、曲の並び順からこんなストーリーなのかなあと。

TRANSFORMはそのタイトルと今回のリミックスを踏まえて日常からヒーローへの“変容”を表す。蒼ノ翼で翼を得たヒーローがULTRA FLYで困難を乗り越えて戦い、Space Travellersでラスボスと決戦して打ち勝つ=壊す、突破する、倒す(BREAK IT!)。そして訪れた平和な世界を表現するGravity。

TRANSFORMの“変容”は起承転結の承、そして変身の意味を持ったナンバーになっているかと思います。バラードコーナーで「ヒーローの休日だと思って聴いてください」みたいなことをおっしゃられてたので、ヒーローにも他の人と変わらない日常があって、そこからの“変身”を表現する役割としてカウントしたらしっくりきました。よくよく考えればヒーローといえば変身シーンは外せないですね!!!

雑誌のインタビューで「BLAZING!ではTRAVELING!のようなテーマを明確にしたライブに」と書かれているのを読んだのですが、わたしが感じた印象が宮野さんの狙い通りのライブ構成だったとすれば、なるほどなあと頷ける文脈だと思いました。これ初日で感じたことだったんですよ。いつも1回目は記憶がぶっ飛ぶので、回数を重ねるうちに「こういう文脈だったのかな」って後から納得するパターンが多いんですが、今回のツアーはたぶんテーマが明快でハッキリしてる分観たものをそのまま受け止めやすかったんだと思う。

 

M10/TRANSFORM 〜攻めてるけど圧倒的・静なリミックス〜

TRANSFORMのリミックスがびっくりするくらいかっこよかった!!!かっこよくて攻めてるのに圧倒的・静だった…。重いのに浮遊感?無重力感?があって。そう、スローモーション!!!実際にスローだったかというとスローじゃなかったけど瞬間的にスローだった、うまく言葉で説明できない。これ後から読んでこの感覚思い出せるのか謎だ。思い出して未来のわたし。

 

M12/ULTRA FLY 〜まだ飛べる!〜

ULTRA FLYの「コタエなんて見つからなくて~」の演出がすごかった。モニター中央にウルトラマンゼロが窮地に立たされるシーンが現れて、ザーッと雨が降る情景が広がる。その中で膝をついて蹲る宮野さん。本当に雨に打たれてるみたいで、あの間は会場が本気でしんとなってたのを肌で感じた…。そしてあのときの歌声。声が苦しそうに震えてるのを感じ取って、歌ってるけど演じてる感じ。これも宮野さんだからこそできる歌の表現だと思いました。

 

M13/Space Travellers 〜ラスボス戦〜

わたしスペトラが大好きなんですよ……いやみんな好きだと思うけど…。スペトラも1ツアー爆発型曲だと思っていたので、まさかLOVING!から2ツアー目でこれが聴けると思ってなかったよね………。

今回のライブのいちばん盛り上がる目玉はここですね。世界観とストーリー組み立てのためにスペトラ前に1本映像が入ってスペトラへ。あのラスボスが出てきたとき、わたしは「ほ、細田守〜〜〜!!!!!サマーウォーズだ!!!!!(※サマウォ大好きマン)って思ったんですが、連番していた相方はエヴァだと思った」と言っていて。さらにその後お会いしたフォロワーさんは「ネプリーグの漢字クイズに出てくるラスボス」って言ってました。めっちゃおもしろい。他の人はあれ見てなにを連想したんだろう、ちょっと気になる。

 

M15/Gravity 〜守り抜いた地球の自然といのち〜

これ、個人的には今回すごく印象変化の大きかった曲でした。GravityといえばMIXING!での印象が今までは100%だったので、宇宙のイメージだったんですよ。でも今回はバックモニターの映像が緑と海の広がる大地だったんですよね。セトリの文脈的にもここは守り抜いた地球の大地の映像が大正解だと思います。

これまで「宇宙」だったイメージが、文脈を変えると今回は「地球」となる。このイメージの変化こそが、マモライでわたしが特におもしろいと思っていることの所以です!!!曲が曲だけで完成しない。曲は完成された素材で、それを宮野さんがどう演出するかで受け取れるイメージが変化する。表現者のライブは本当におもしろい。

あと、本編最後の曲はこの次のEXCITING!だったのですが、銀テープが発射されるタイミングはGravityだったのも個人的にすごく嬉しかった!あのMIXING!で披露されたGravityの銀テ発射シーンがいつ見てもいちばん好きなんです。会場が一気に明るくなるの。今回もその照明の演出は一緒だったので、思わずMIXING!での情景も思い出してしまった…。

 

M16/EXCITING! 〜本編の最後にEXCITING!が入っていた件〜

「ヒーロー」というテーマがあまりにもバチバチに決まってたから、初日は正直「ここでEXCITING!なの?」と思いました。前ツアーのためにつくった曲(しかも言ってしまえば主題で、別テーマのライブに乗せるには強すぎる)を今ツアーに持ってくるのって、テーマ性に沿わせるにはリスキーな選択じゃないのかなあと思ったりもした…けど!

思えば、このツアー開始時点では宮野真守アーティスト活動10周年てまだ終わってないんだよ!!!怒涛のメディア露出で忘れがちになってたけど、EXCITING!のツアー終幕のときだって「まだ10周年イヤーだからね」って言ってたじゃん!!!

言うなれば、これはEXCITING!で始まった旅の延長で、その旅をEXCITING!で締めても文脈的にはおかしくないんだなあ。しかもそのEXCITING!の後にはアンコールで新しい朝を迎える。

ツアーとしてはタイトルがついて分かれてはいるけど、LOVING!からEXCITING!そしてBLAZING!へと、実は文脈的にはずっとひとつながりだったライブだったのでは。LOVING!はEXCITING!を見据えて決められたテーマだという理由から、そこは切り離せないと思っています。そこに10周年イヤーの締めくくりとして、BLAZING!を繋げたイメージ。

この3つのツアーとその以前で特に違うのは、大事なセトリの位置(最初や最後)に全ツアーの主題になる曲が継承して入っているところだと思うのです。

POWER OF LOVEで終わったLOVING!
EXCITING!で始まりPOWER OF LOVEで終わったEXCITING!
POWER OF LOVEが入り、EXCITING!で締めくくったBLAZING!

そしてアンコールで「ここからまた始まるからさ 信じて」。たぶんまた新しい旅が始まる。なんかこう、この3つのツアーという旅を通してちゃんとひとつながりになっていて、それをひとつずつ拾って育てた旅だった、ように感じる……。

余談ですが、EXCITING!のフリーダンスパーリータイムは横アリ2日目にGOLDEN NIGHTのサビの扇子フリフリがぴったり音の拍数に合う、と気付いてずっとGOLDEN NIGHTしてました。実質GOLDEN NIGHTセトリに入ってたね(圧)。

 

EN01/アンコール

これも目玉ですね。今回どんだけ目玉が仕込まれてたんだよって思いますが。まずアンコール1曲目にこんなに期待がかかってるライブも珍しいと思います。

タイトルがそのまま「アンコール」なので、ツアーが始まる前からほとんどの人が「この曲はアンコール1曲目でくるんだろうな」って思ってたはず。宮野さんはこの曲について「感謝を伝える曲」と語っていましたが、アンコール1曲目に組むってことはアンコールがないと成立しないセトリなんですよね。思わず、だいぶ前ですがツイッターで見た西川さんのツイートを思い出す。

ツイートのみ引用じゃ変に誤解があっても申し訳ないので、事の流れに言及したサイト貼っておきます。

www.huffingtonpost.jp

人の現場がどうとかではなくて、単純にこれを思い出して「もう当たり前になってるけど、マモコールもそのお返しのアンコールも当たり前じゃないかも」とちらっと思ったということです。それに新曲(しかも表題曲)をアンコールに持ってくるあたり、ライブという現場は結構信頼されているし期待されている、、、と思う。

以前フジネクの番組で「実は他人の評価を気にしていること」「褒められても本当かなって疑ってしまう臆病な面もあること」を語り、「でもライブに来てくれるみんなの声は信じられるんですよ。宮野真守を見に来てくれてるから」と話していた宮野さんの言葉がずっと頭の片隅にあります。だからアンコールが本編の絶対的保障のある位置に組まれているのではなくてアンコール後に用意されていたのが、マモライという場もといそこへ集まるファンへの信頼のように思えて、すごく嬉しかったのでした。

 

アンコールの演出について

余談がダラダラと長くなったので、一旦区切ってアンコールの演出についてのお話。

ぼくはヒーローやULTRA FLYはテレビ放送と関係深い曲だったこともあってか、バックモニータの映像ではテレビの箱の中で映像が動くシーンがいくつかありました。それを踏まえて……アンコールのバックモニター映像に、クレジットが流れるという粋な演出。

ライブ全体としてのエンディング(宮野真守が描くヒーローというひとつのストーリー)と、アンコールという曲が持つ「誰もが主人公(だからひとりひとり名前が載る)」のダブルミーニングを表すのに最適な演出!!!これも新しいアンコールの演出だったけど、ライブテーマにも曲に込められた意味にもちゃんと合っててとても良かった!!!!! 

あと、照明。最初白と青だったのが、途中からオレンジの照明に変わるのがすごく印象に残りました。あれ見たときに、夕焼けみたいだと思った。

「限りあるからこそ」の刹那的な表現は朝~夜で表現するなら夕焼けがいちばん合うと思うし、その夕焼けで曲が終わった後はまた白と青の爽やかな照明に戻ったんですよ。朝が来たんだなあと。そうやって一瞬の尊い時間を越えて朝を迎えて、またそれが次に繋がっていくんだ、と… いい照明表現だった…。深読み芸人炸裂してつらい。これは個人的に感じたことなので「また深読みしてるわ」くらいで流してください。

そして「虹がかかるよほら」の後から、パーッと会場全体の照明が明るくなって視界が開けた瞬間は、言葉で表現しづらいんですがすごく感動的だった…。その光も「終わらない喜びを」終わりで会場を時計回りに1周するように光の玉が消えていって、ステージに光が残るのもすごく良かった……。照明であんな光の表現できるんだな、すごい。

伝わるか分からないけど図解。

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EN02/Kiss×Kiss

やっぱりマモライと言えばKiss×Kissは外せないよね〜〜〜!!!この曲はどこに入ってても盛り上がるので、最後に持ってきてくれたら「楽しかったー!」って終われる。

バックモニターの映像がすごく可愛くてですね…。ハートやトリコロールカラーの線がぴょんぴょん跳ねたり弾けたりして、すっごく可愛かったです。 

 

MC

MCで宮野さんが自分の肩書きを「声優、歌手、俳優、役者」と言ってて、今まで言ってた3つの肩書きに「俳優」がひとつ増えてたんだよね。ゆうたのを経て、かな。MCのときにいつも思うのが、宮野さんの言葉ひとつひとつにそのバックボーンが見えるのがわたしはすごく好きなんですよね〜。もちろん全部が見えるわけではないけど、こちらとしてもその言葉を聞いてなにか感じるものがあるので、日常の糧にさせてもらっています。

 

Sho-ta.くんとYUZZYくんの挨拶

ダンサーの推しふたりが横アリ2日目の最後の挨拶でマイク持ってて、個人的にはとても嬉しかった!ふたりはアリーナ公演での参加なので、ちょっと空くんですよね。わたしと一緒だ…わたしも結構空く…追加したい……。

あとYUZZYくんはこの日も炸裂していて最高の天才だった…。「これだけは言いたくて、アンコール大好きなんです!」から始まったかと思えば、「MVの最初のダダンダダン…が○○(車種)の線路を走る音に似てる!!!!!」嗚呼〜〜〜このYUZZY節大好き……。5歳に見せかけたそこそこいい歳のお兄さんSUKIです。

 

そんな感じで横アリ2日間を終えました。まだ2日間の感想しか書いてないのにすでに1万字以上書いてるんですが…誰が読むの!?そしてこれをあと3ヶ月ちょっとあたためてからブログに投下します。先が長いな……。(おわり)

 

備忘録

今回は初日と2日目の横アリ公演が平日だったので、物販にもゆる〜く並びました。

初日は新横浜に着いてから開場の時間まであまり時間がなかったので、公演終了後に物販に寄りましたがチラホラ売り切れがありました。会場限定のチャームも売り切れてた。ツイッターで物販情報チェックした感じだと、日中ふつうに並べば大抵のものは買えたみたいです。

2日目は物販開始の30分前に並びましたがすでに前倒しで開始されていて、わりとスイスイ列が進んで1時間半で買い物終了!過去イチで楽な物販でした。その時点では売り切れもなし。やっぱり平日だとそのへんいつもよりだいぶ楽でしたね。

 

公演時間自体は、だいたい3時間ちょっとでした。

5/28 横アリ初日 18:00〜21:15(3時間15分)
5/29 横アリ2日目 18:00〜21:10(3時間10分)

 

 

当初はこのエントリに全参加公演分の感想を継ぎ足していこうとしていたのですが、横アリ公演を終えてから3公演チケットを増やしまして…。このまま書き続けるとあまりにも長くなりそうなので、月ごとにエントリを分けます。

というわけで、横アリ公演の感想は一旦これにておしまいです。また次の公演で会いましょう!

友人にもらったロゴを自慢するだけ

急に腐った話をするので、苦手な方はブラウザをそっと閉じてください!「腐った話」という意味が分からない方も同様に!

 

 

 

 

 

昨日、友人からめちゃくちゃ嬉しいものをもらったのでその自慢エントリ(?)です。

ごく一部のリア友のみで相互フォローしている身内アカウントで、突如思いついた遊びをTLに乗せました。(※ツイートなので下から読んでください。)

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そしたら数分後……

 

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友人がなんと…

 

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ロゴつくってくれた!?!?!?!?!??!?!?

 

この間、たったの40分。

 

 

めちゃくちゃ嬉しくて、せっかくなのでブログに載せました!!!(掲載許可済み)
言ってみるもんだなあと味をしめた顔をしています。またよろしく。

 

ちなみに、このTシャツもつくってもらったものです。「モー娘。」の推しTシャツ。ちょっと見切れてしまっている…。

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ハロプロを拗らせすぎて別の界隈にまで見境なく手を出し始めてしまっているこのハロプロヤクザへ、ハロプロの門を叩く際にはどうぞお声がけを〜。好きな傾向をヒアリングしてもらうとおすすめのハロプログループを紹介してくる妖怪です。

unicov.hatenablog.com

マモの楽曲からなんちゃってコスメブランドのバナーをつくってみた

以前、TRANSFORMからイメージしたコスメブランドの妄想遊びの産物が暴走しております。

golden-night.hatenablog.com

 

これブログに載せ忘れてたんですが、少し前に取っ掛かりだけデザインを起こしてました。

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クオリティの高すぎる化粧品の素材は、素材サイトで一目惚れして購入したものです!世の中にはこんな素晴らしいモックアップ素材をつくっている方がいらっしゃるんですよ…神……。このビジュアルはほぼこの素材たちのおかげで成り立っているようなもんです…。

そしてそこからさらに派生し、今回はマモ曲から架空のコスメブランドのバナーをつくってみました。 

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上からSugar,Sugara・TRANSFORM・FOREVER LULLABY・恋されガールです。イメージとしては、

  • Sugar,Sugar:プチプラコスメ
  • TRANSFORM:KATE系のクール・ラメ多めコスメ
  • FOREVER LULLABY:オーガニック系コスメ
  • 恋されガール:セレクトショップにあったりする系の個性派コスメ

でバナーをつくってみました。

 

今回のアウトプットの形がバナーになったのは、最近仕事でデザインやる暇がなくなってきた憂さ晴らしですね…。業種的に毎日デザインは見るけど自分が手を動かすのはたまになので。

こういう趣味の制作を始めたのも、もとはと言えば仕事がつらすぎた時期に「学生時代にやりたいと思ってたことなにもできてないなあ」と虚しくなって、とりあえず手を動かしてみようと思ったことがキッカケでした。始めてみたら思いの外楽しくて今も続いているような感じです。どうも暇すぎるとアイデアが浮かんでこないタイプのようなので、平日が適度に忙しい状態がちょうどいいのかもしれません。

そしてそうこうしてる間に、来週でついにBLAZING!ツアーファイナル!!!なにが観れるのかワクワクしています。参加される方、楽しみましょうね〜!

「Never Friends」と「今夜だけ浮かれたかった」から探る歌詞読解のおもしろさ

ここ数ヶ月で少しずつハロプロの曲を聴くようになってから、歌詞の読解っておもしろいなあ〜と思ってぽつぽつツイートしていたことをここで整理してまとめを書こう!と思ったので、今回のエントリは「歌詞の読解について」がテーマです。

 

はじめに

最初の気付きはこれでした。

ハロプロ聴くようになってから気付いたんだけど、宮野さんのラブソングはいかに好きなのかということをいろんな比喩や感情表現を使って、ずーっと「好き」ってことただそれだけを伝えるのに集中した歌詞が多いから、歌詞の中にあんまり時間軸がなくてタイムフリーな曲が多い。

ハロプロは心情より行動にちなんだ歌詞が入ってる曲が多くて、歌詞に並んでる行動・事象から「なんでこうしたのか?」と心情を推測させることで歌詞に意味が通るパターンが結構多い。予備知識的なものもいる場合があるし、実はハードル高いんじゃないかなと思ったり。

つまり、宮野さんの曲に多いのは感情が先にあって、その感情がゆえにこうする(行動)というパターンが多い。一方、ここで書いたハロプロの歌詞は羅列している行動から心情を探るというパターンがよく見られると思います。後者については、感覚としては国語の問題を解くような感覚です。

これだけだとどういうイメージなのか掴みにくいと思うので、実際にそれぞれの歌詞をいくつか見ていきましょう。このエントリでは前者を感情派歌詞、後者を行動派歌詞と仮名称をつけて進めていきます。

 

感情派歌詞の読解

例として、宮野さんの新譜の中から「Never Friends」を取り上げてみます。歌詞全文はこちら。

www.utamap.com

 

この曲は場所や時間帯が比較的イメージしやすいのですが、ざっくり言うと片想いしている相手と夜に飲んでるんですよね。それで2番に「10PM」と時間の提示があるので、早くても夕方〜10時前後の間というほんの数時間のことを歌にしています。片想いしてる期間はもっと長いと思いますが、歌として切り取られた時間帯という切り口では数時間って短いですね…。

その数時間の間に主人公は何を歌にしているかというと、

  • 好きだから無防備に笑う君は僕を惑わせる
  • 好きだから「飲み過ぎたかも」って無邪気に潤んだ目で僕を見る君から目線逸らした
  • 好きだから朝まで溶け合いたい
  • 好きだからこうして今日も君に会いに来てしまう
  • 好きだから動き出す勇気さえあれば良いのに

…とまあこんなふうに、歌詞の頭に全部「好きだから」と付けても意味が通るんですね。1曲通してずっと「君が好き」という感情を歌っている歌詞になっていると思います。ふたりが会っている間に会話のやりとりや仕草に触れている歌詞もあるので、時間が流れてはいるんですが歌詞に乗ってくるフレーズはすべて「君が好き」という感情につながるものです。

この曲はまだ時間が流れてるけど、もっとタイムフリーになる例を挙げると「Last Around」や「ヒカリ、ヒカル」なんかもそうですね。ここらへんになるともう永続性の好きについて語ってる感じにすらなってきますが…。

こんなふうに、感情が先行して歌詞になっているようなパターンが宮野さんの曲には多いなあと思います。宮野さんのライブスタイルは乗せるものが歌という形であれ、その根本は「表現すること」が主軸になっている方なので、感情が先行する歌詞の方がそのスタイルにも合っているような気がしますね。

 

行動派歌詞の読解

このブログにたどりついてくれる方は宮野さんのファンの方がメインかと思います。こちらのパターンはあんまり見ないかもしれないのでちょっと丁寧に書いていきますね。

こちらで例として取り上げるのは、ハロプロつばきファクトリーというグループから「今夜だけ浮かれたかった」という曲です。いろいろあるけど分かりやすいと思うので。

www.utamap.com

youtu.be

 

こちらは夏の曲です。夏祭り(もしくは花火大会?)へ好きな人と友達と行く話になっているので、切り取られ方としてはこれも数時間の歌ですが、「Never Friends」に比べて圧倒的に行動ベースのフレーズが多い。歌詞を見ていただいたら気付くかと思うのですが、気持ちよりも行動だったり事象を表す言葉が並んでるんですよね。そしてこちらも好きな人へうまく気持ちが届かなかった歌なので、先ほどと同じように突き詰めていくと「好きだから」と付けられるんですが、直接つけても意味がうまく通らない箇所もあるので一筋縄ではいかない歌詞になっています。

一筋縄ではいかない、というのはどういうことか。ネバフレもこの曲も「好きだけど相手に想いを伝えられない」という部分は同じなので、先ほどと同じように歌詞の頭に「好きだから」をつけてみます。

好きだから→もっと近づきたいけれど→(   )→友達がいる夏がきらい

このカッコ書きのワンクッションを挟むところが「行動派歌詞」です。行動ベースで語られる歌詞にはその心情を推察することで歌詞の意味が深まります。このカッコ書きの部分、何かしら自分で想像力を働かせて埋めないと、すんなり意味が通る一文にはならない歌詞だと思いませんか?

好きだから→もっと近づきたいけれど→(友達がたくさんいて君とふたりきりになれないから)→友達がいる夏がきらい

おそらくですがこういうことですね。国語の読解問題みたいじゃないですか?こういうタイプの歌詞では、心情を表現するために事実や行動、事象を並べることで聴き手に推察させて、そこから「君が好き」という気持ちを伝えています。

  • 勇気だしてつけた香水 火薬の煙に消された
  • もっと近づきたいけれど 友達のいる夏がきらい
  • そっと触れてほしいけれど 汗ばんでるから夏がきらい
  • あの子との会話には 間なんかないな

香水のにおいが煙でかき消された、友達がいる・汗ばんでるのが嫌、あの子との会話は話題が尽きない……ここらへんの歌詞もほぼ起こった事実や事象です。ただの事象ですが、それが意図するところが「計画の通りにうまくいかない」ということで、そのうまくいかないという事象がそのまま好きな人との関係に投影されているという縮図になっています。

 

歌詞の性質をある程度説明できたところで次のステップです。

この曲の主人公がしたかったことって何なのか?という問いが、この曲の解釈が分かれるところです。結局のところ正解は作詞された方にしか分からないのかもしれませんが、有力説はふたつ。

  • 好きだと伝えたかった曲
  • 一線を超えたかった曲

ゴールが違うんですよね……。なぜ「一線を超えたかった曲」という解釈があるのかというと、以下の歌詞が理由になっています。

今夜だけ浮かれたかった 真面目心がじゃまをした
今夜だけ浮かれたかった 口を滑らすはずだった

今夜だけわがまま言えば あなたと見つめ合いたいよ
今夜だけわがまま言えば 星空を見なくて済んだ

ヒントはここです。

  • 告白するのみで「真面目心がじゃまをした」とまで言うか?
  • 「星空を見なくて済んだ」は、計画が成功していたら室内にいるはずだったから?(諸説あります)

幾度となく出てくる「このまま帰るの いや、いや…」がポーズの言葉ではなく本物の意味で書かれている、という解釈で進めると、ゴールは「一線を超えること」になります。


そしてこれは本当に国語の読解問題なんですが、

浴衣を着なかった理由
まぶたを刺す髪の毛

この理由とは何か。50字以内で記述せよ。

 

 

有力説アンサー
「浴衣はひとりで着られないから、今夜一線を超えたかった主人公はあえて浴衣を着なかった。」

 

これ、わたしは人の考察見るまで分からなかったんですよね……。

「まぶたを刺す前髪」はもっと解釈がたくさんあるので人によっていろいろです。わたしは「切りたての前髪=この日のために髪も整えて来た(浴衣を着てこなかったからと言って手を抜いたわけではないことの裏付け)」と思っています。他は髪を整髪料でセットしてるからとか、 あえて髪を下ろしてきたからとかがあったかな。

このエントリの冒頭で書いた「予備知識的なものがいる」とはこういうところを指します。予備知識というか、並べられた事実からそこまで推察できる想像力があるか?ということなんですが。わたしは祭りというシーンにこういう期待を抱いた経験が乏しいので、まったく思い浮かばなかった……。

 

ただ、経験がある人にとってはものすごく刺さるんじゃないかなあ。わたしは℃-uteの「人生はSTEP!」という曲のフレーズでものすごく身に覚えがあるフレーズが刺さります。

www.youtube.com

仕事はきちんと今日もこなした
誰かに褒められなくても まじめに日々重ねてる
楽をしてきたわけじゃないのに
いつの間にか低くなってた?
ヒールの高さ 思い描いた目標(ゆめ)

社会人になってすぐの頃に比べたらヒールのある靴も履かなくなったし必死さも薄れてきたな…と思う。物の物理的な高さと、意識的な高さを掛けてるところがまたうまいんですよね〜。

長くなりましたが、こういうところが行動派歌詞の読解でおもしろいなと思うところです。ハロプロのライブスタイルも分類するなら身一つで魅せるパフォーマンスに注力しているアイドルなので、行動で魅せるという歌詞のスタイルにも合ってるなあと思います。

 

 

おまけ

余談ですが、宮野さんのダンスの先生・YOKO先生はハロプロの曲もいくつか担当されていて、好きな振りが入っている曲を貼っときますね。

youtu.be

「ブランニューモーニン!」の振りとEXCITING!の「(覚悟はもうでき)てーるー」の振りのとこ、なぜか好きですね…。

 

youtu.be

あとこっちは脳内のハロプロヤクザがこれも貼れって言うので貼っときます…。これも振付YOKO先生。

 

最近結構モーニング娘。の曲聴くようになったからコンサート次も行きたいと思ってたけど、秋のツアーチケット取れなかったよ大阪!!!キャパ小さすぎでは!?!?

マジLOVEキングダム初入国/七海春歌の後ろ姿を見て思ったこと

先週の話になりますが、劇場版「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」の舞台挨拶(昼の部)ライブビューイング付き応援上映へ行ってきました。

まだ1回しか入国できておらず記憶が曖昧な部分も多いのですが、これだけ…。入国から帰国までの間、わたしがいちばんグッときたのは七海春歌の後ろ姿と横顔を映した静止画たった2枚でした。

 

エンドロールの静止画で2枚、舞台袖裏で春ちゃんがステージを見つめる姿を映した画がありました。エンドロールは舞台裏のプリンスたちのオフショットやライブを見にきていた先生たち、そして春ちゃんがほんの少しだけ映るのですが、本編がフルで動く豪華仕様にも関わらず、個人的にいちばん胸にくるものがあったのは静止画2枚でした。

エンドロールでオフショットとして先生や春ちゃんはチラッと出てくるんだけど、それ以外は本当にプリンスたちだけが出てくる内容なんですよね。ゲームやアニメは春ちゃん側の視点で進むけど、この映画では完全にファンが観客側になる構成。七海春歌というキャラクターの立場としても、ファンと制作側両方の側面を持ったキャラクターだと思いますが、観客として入国したときにエンドロールであの春ちゃんの姿を見ると、ああして制作側もプリンスたちを見守ってきたんじゃないかなあと思いました。

 

そして上松さんがツイッターにあげられてたフラスタ背景の写真に、七海春歌宛てで渋谷友千香から贈られたお花があるのを見て、勝手に涙が出てきたのにもちょっとびっくりしました。そのときは自分でもよく分からなかったけど、無意識下のうちに何かしらを感じて感動したらしい。

あのお花をあの名前で贈るのを許されるのって、この世に本当に限られた人だけだと思うんですよ。他のキャストもそう。画面の向こうにいるプリンスたちはファンそれぞれの中で生きてはいても肉体的には生きていないので、制作陣の生み出すパーツがいくつも集まって形造られてる。もっと細かくたどると生みの親は裏方にたくさんいるはずだけど、そのキャラクターを背負う代表としてプリライみたいな表舞台に立ったり、お花の差出人としてキャラクターの名前を使ったり、そういうことが許されるのってまさに他に替えがきかないたったひとりだけ。その責任を背負ったひとりが、プリンスたちではなく春ちゃんにお花を贈っている。という事実がめちゃくちゃ尊い……。

 

あの2枚を入れようと決めた人、画づくりを担当した人、どんな気持ちでつくってたんだろうなあ。わたしはすごく感動しました。

明日は初のアンコール上映を観る予定なので、こちらもすごく楽しみです。