GOLDEN NIGHTが好きすぎてつらい

GOLDEN NIGHTが好きすぎてつらい

宮野真守さんのGOLDEN NIGHT推し

成本さん作詞・作曲の静かな美しさについて語りたい

宮野さんのバラード曲の中でも、わたしがとりわけ好きなのが成本智美さんが作詞・作曲された曲です。

成本さんの曲はバラードの中でも特にバラードというか、静かで穏やかな美しさを持った曲が魅力だと思っています。宮野さんの音楽活動は彼が言うように「自身がクリエイターなわけではないから、プレイヤーとして徹してどう表現するかを大切にしている」ゆえの活動なので、曲のタイプの振り幅が広い。そしてアルバムやシングルのリード曲になるのはやはりSTY大先生や初期の頃から関わりのあるJin Nakamuraさんの曲が多いので、バラードはその強烈な印象を植え付ける曲の影に隠れてしまいがちかと思います。でも、ベストアルバムのファン投票でバラードが多くランクインしていた結果が示す通り、宮野さんのことを知っていけば知っていくほど、宮野さんが歌い上げるバラードの良さにだんだん気付いていく。少なくともわたしはそうでした。

ラードと一口にいっても、いろんなクリエイターさんがつくられた曲がたくさんあります。ただ、その中でもわたしは一等成本さんのつくられる曲にすごく惹かれます。成本さんの曲には不思議な引力みたいなものを感じていて、うまく言葉で説明できないのですが、たとえるときれいな言葉が散りばめられた小説を読んでいるような感覚になるんです。心の変化や人と人との関係といった目に見えない物事を、別のたとえにして歌詞に落とし込むセンスが本当に素晴らしいと思っています。

「わたしはこう感じる」という個人的な受け取り方の話になりますが、小説の中で生きている主人公の物語を、成本さんの曲を通してわたしが聴いている……そんな気分でいつも受け取っています。なので、わたしはその小説の中でどんなストーリーが進行していて、どんな場面を曲として切り取られているのか、それを想像するのが楽しいんですよね。

前置きが長くなりましたが、そんなふうに受け取っているので、この曲にこういうストーリーがついていたら…というわたしの頭の中で繰り広げられている物語をざざっと書いていこうと思います。気持ち的には架空の文庫本を紹介するかんじでいきます。完全に非公式なので、そんなふうにつくったと公言されているものは一切ありませんし、ただの個人的な妄想なので、とても暇を持て余している方だけが読めばいいと思います!!!苦情は受け付けません!

 

本当は曲のイメージから小説のあらすじを考えて文庫本の装丁をする、という遊びをしたかったのですが、制作的に重いのでやれる機会があれば…。今回は曲を聴いて感じたことや 、歌詞の中の好きな表現や妄想したストーリーとかを書こうと思います。

Last Around

身分差がある人に恋する話。以前、創作でタイトルロゴをつくっていたときに載せたのですが、こういうストーリーのショートムービーのタイトルとして出てきてほしいなと考えながらつくったものがこちら。

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ショートムービーあらすじ(※妄想です)

古い時代に、身寄りのなかった天涯孤独の貧しい少年が、とある華族の屋敷に拾われた。夫婦は優しく、屋敷で唯一歳の近かったお嬢さんの世話係兼話し相手になってくれればよいと言った。使用人や周りからの風当たりは厳しかったが、少年にとってはそんな中で純粋に遊び相手として接してくれるお嬢さんの存在と、夫婦が与えたその役割を果たすことだけが生きる意味だった。ところが、成長と共に少年はいつしかお嬢さんに恋心を抱くようになる。

お嬢さんにお見合い話が来るようになる頃には、男は執事のような役割を与えられていた。相変わらず男は想いを胸の奥にしまったまま仕えていたが、本格的にお嬢さんの婚約が決まり、自分の役割を終えた翌日、誰にも姿を見せず忽然と屋敷から消える。行方を知る者はおらず、知らせを聞いたお嬢さんも探したが見つかることはなかった。

時が流れ、そのお嬢さんの孫にあたる女性がお嬢さんの実家を訪れる。亡くなった祖母の遺品整理のため、今は誰も住んでいない屋敷の部屋を回っていると、一部屋だけ長い間手をつけられていない部屋を見つける。その部屋の引き出しを覗くと、一枚の古い手紙があった。中身はかつて祖母に想いを寄せていた誰かの独白のような手紙になっていて、男の真の心を知ったのは愛した人の孫ただひとり。そしてそれを伝えられる人はもう亡く。男の恋は報われなかったが、報われなかったことによって時代を超えてその心の内を知る人が生きている。

「Last Around」は直訳すると「めぐりつづける」という意味になるそうですが、このストーリーに合わせて「最後の遠回り」という意味を持たせたいな…。

 歌詞から読み取れることや魅力についてのメモ書き

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メモ書きにも書きましたが、特に赤字のところが好きです。成本さんの歌詞はたとえ恋が叶わなかったり、はたまた恋心を抱くべきではない人に恋心を持ってしまったとして、それを悪い言葉を使って表現しないのが魅力だと思います。「心から溢れ出す言葉を 抱きしめる 伝わらぬように」って、おおっぴらに口にしてはいけない恋だとしても、そんな気持ち自体を否定しているような言葉ではない。ワンフレーズから伝わるその絶妙な温度感というか、どんな感覚で主人公がその想いを背負っているのかが感じ取れるような歌詞が好きです。

あと、上記で書いたようなストーリーではないのですが、過去にこの曲をイメージしてつくったものがこちら。

golden-night.hatenablog.com

トロイメライ

幼い頃から一緒にいたふたりが、大人になるにつれてずっと一緒にいるということの難しさを知っていく話。過去の記事を見返したら、今から書こうとしてたことのほとんどがすでに書かれていたので(自分でびっくり!)、詳細はこちらの記事でということで割愛…。

golden-night.hatenablog.com

 歌詞から読み取れることや魅力についてのメモ書き

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My World

個人的に成本さんの曲の中でいちばん好きです。かなり精神的にきつい時期があって、その頃は明るい曲なんてとても聞けるような精神状態ではなく、なんとGOLDEN NIGHTまでも聞けないくらいだったのですが、そんな中で唯一ニュートラルな気持ちで聞けたのがこの曲だった。その頃はずっとこれ一曲リピートの設定にしていて、これしか聞いてなかったなあ…。でもこの曲だけがそのときのドン底の気持ちに寄り添ってくれてた。本当に落ち込んでいるときに明るく励ましてくれるような曲を聞くのがどうも苦手なめんどくさい性格なのですが、静かだけど前向きな曲がわたしの耳に合ってたんだと思います。

 歌詞から読み取れることや魅力についてのメモ書き

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My Worldを流しながらぼーっと眺めるだけの動画がほしくてちょっとだけつくったやつ。

golden-night.hatenablog.com

燦灯歌

創作でタイトルロゴをつくったときに少し触れた話をします。

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だいぶ前なのですが、沢城みゆきさんのラジオのゲストで宮野さんが呼ばれた回があって、そのときに沢城さんが「幼馴染が嫁にいくときに引越しを手伝って、燦灯歌をかけて送り届けてきた」っていうエピソードが印象的でした。なぜ印象に残っていたかというと、結婚というおめでたい出来事に対して、切なめで別れの言葉が入ってる曲をわざわざ選んでることが不思議だったんですよね。でも自分が似たような立場を体験したときに、ふとその気持ちが分かるような気がした。うまく言えないけどちょっとした別れなんだな、結婚するって。そんな寂しい気持ちになってしまったことにも少し罪悪感があって、でもそれをゆるしてくれるのが燦灯歌なんじゃないかな…。推測ですけど、幼馴染のためにというよりは、幼馴染を見送りながら自分に贈った曲だったんじゃないかなあ。違うかもしれないけど、わたしはそんな心情になりました。

Beautiful Smile

この曲もすごく耳に心地よくて聴きやすい。わたしはこの歌詞が好きです。

ねぇ 約束の未来より

手放せない今日 抱きしめたい

このフレーズだけで毎日を大事に生きてる人のイメージがぱっと頭の中で浮かび上がる。丁寧に生きている人は美しいと思うし、これを宮野さんが歌う姿を見るのが好きです。

会いに行くよ

「会いに行くよ」や「きもちつないで。」もですが、成本さんの曲は大切な人と遠くで離れて生きている主人公の心情を切り取って見ているような感覚がします。どちらも初期の頃の曲ですが、今聞き返しても色褪せないし穏やかな気持ちになれる。あと、「会いに行くよ」は歌詞の中でところどころ今の宮野さんが伝えてくれていることと同じようなニュアンスの言葉が入っています。初期の頃からずっとそういうのは変わらないんだなあと思って、個人的には10周年のこのタイミングで聴き返したい曲です。

 歌詞から読み取れることや魅力についてのメモ書き

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以上、他にも曲はありますがとりわけわたしが好きな成本さん色の強いものを並べて書きました。

ラードなので、ライブでそう頻繁にセトリに入るわけではないのですが、成本さん好きにおすすめするのは「WAKENING!」のDISC2です。会場ごとに1曲だけ設けられた日替わりバラード枠で、このときは成本さんシリーズだったのでわたしにとってはとても贅沢な円盤です。DISC1の本編はGarnetだったのですが、DISC2の特典で入っている会場ではほぼほぼ成本さんシリーズでした。バラード枠用にアレンジもされているので、宮野さんの歌声がすごく心地良いです。すごくお得な1本ですよ〜!

いつまでも待っているので、また成本さんの曲で新曲リリースされる日を心待ちにしています。そのときは成本さんの曲が好きな方、一緒に喜びましょうね〜。