GOLDEN NIGHTが好きすぎてつらい

GOLDEN NIGHTが好きすぎてつらい

オタクの記録と考察

にわかだけどハロプロの曲から気に入った歌詞を紹介する

2018年もあと数日ですね。今年中にこの記事と、あともう一本宮野さんのオタ活まとめ記事を書きたいと思っています。

なんでまたモー娘。の記事かというとですね、最初はクセの強いハロプロ色が正直よく分からなかったわたしですが、だいぶ耳が慣れてきていいなと思う歌詞のフレーズもあったりしてそのまとめをと……思ってですね…。

 

事の発端はと言えばこれ。今年のモーニング娘。秋ツアーに友人が連れて行ってくれた後に、ライブ円盤を買ったんですよ。この記事の最後に書いた2018年春ツアーの円盤です。

golden-night.hatenablog.com

この円盤が尾形春水卒業ツアーだったんですが、メンバーの顔と名前がいまいち一致してなかったくらいにわかなのでどんな子なのかもほとんど知らず、なのに卒業セレモニーを今のところ5回見て5回泣いている………。

メンバーがひとりずつお別れの挨拶を言っていくんですが、みんな口をそろえて「尾形は優しすぎる」と言ってました。加入前からモーニング娘。になりたくて研修生から磨いてくる子も多い中、どうやらこの尾形ちゃんは歌もダンスも未経験で入ったみたいで、ついていくのにだいぶ苦労していたよう。そのうえ性格的に競争よりも円満を好むタイプなのかな?すごーーーく真面目でモーニング娘。の中ではだいぶ控えめな子という印象。

怒られたことの内容をノートにちゃんと書いてるとか、他のメンバーが頭で振り付けを覚えていく中紙に振り付けを書いて覚えてたとか、なんだか健気だなあと思ったんですよね。

いつも想いを飲み込ませてしまってごめんね。

はーちんはいつも「春水はなんでもいいよ」とか「春水はどっちでもいいよ」って、その言葉も優しさだってまりあは分かってます。

はーちん、明日も嬉しいこと、楽しいこと、いっぱいあるといいね。

いつもここでだばーっと涙が出てくるね…。この言葉で目に涙がいっぱいたまってるのに、それをこぼさずになおニコニコしていた姿がもう尾形春水そのものの人柄なんだろうなあと思いました。

 

そんな円盤がこれだったんですけど、

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見てくださいコレ。

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ハロプロヤクザには言ってなかったけど、実はその後に「MY VISION」と「THE INSPIRATION」をポチりました。

数ある円盤の中から「MY VISION」を選んだ理由は、この円盤に収録されている「そうじゃない」が一番好きだからです。他の曲はよく知らないけど、どうしてもこのときの「そうじゃない」が見たくて買いました。

「THE INSPIRATION」の方は、単純に知ってる曲が多かったのと、先に買っていた「We are MORNING MUSUME。」のセトリには入ってないけど見たかった曲がこの円盤のセトリに入っていたからです。

 

そんなわけで、友人のハロプロヤクザたちに布教されて知っているハロプロの曲と、上記の円盤を見て好きだなと思った歌詞のフレーズをいくつか挙げていきたいと思います。

オミちゃん(もといハロプロヤクザ)読んでる〜〜〜!?!?わたしは今年のハロプロ学習をこの記事をもってレポート提出としますよ!!!!!

 

 

わたしがいいなと思ったハロプロの歌詞のフレーズ

まずはじめに。わたしは過去の記事で宮野さんの曲やボカロ曲で好きな歌詞のフレーズを書いたりしましたが、そのときに書いたものを総合的に見ると、比喩表現がうまかったり綺麗な歌詞のフレーズが好きな傾向があります。ただ、その好みをそのままハロプロ系の歌詞にも反映させるのってほぼないです。

ハロプロの味、それは強い女だと思う。

パフォーマンス自体もかわいいというよりはかっこいい・強い印象を受けるし、歌詞自体も「わたしのこと舐めないでよね」みたいなのが最近のものは多い気がします(昔の曲はよく知らないので、あくまで最近のです)。それでいて好きな人にはもっとわたしだけ愛の証拠見せてほしいし、優しくされたら涙が出そうだし、愛に溺れたい!強いけど弱い……みたいな、女のめんどくさ〜い感情を直球で歌詞に乗せてきます。

好きな人からはもっと愛がほしい、もっとわたしだけに尽くしてほしい、あなたが見てるあの子に強烈に嫉妬する、わたしのこと見た目だけで決めつけるあの男はわたしの何を知っているの、黙って付き合ってたけどあなたなんてこっちからサヨナラよ。

世間的にも近年は女性が社会へ出て行くことの権利や待遇の不満を声に出しやすくなってきた中で、こういう女の叫びや強さみたいなものは共感できるところがあるんじゃないでしょうか。

要するに、わたしもハロプロの曲なら強いフレーズが好きだということです。具体的にはどういう歌詞が強いと思うのか、ということを交えながら書いていきます。

 

そうじゃない /モーニング娘。

おしゃれしなきゃ始まんない
出かけるのに理由要らない
勉強はサクッと済ませ
成績で文句言わせない

わたしが好きなのは冒頭のこのフレーズ。めちゃくちゃかっこいい女だなと思った理由、なんとなく伝わるでしょうか。おしゃれしたい、出かけたい……だけならなにも引っかからないんですが、その後にくる「勉強はサクッと済ませ」る理由が「成績で文句言わせない」ためなんですよ。

想像するに、この女の子の家はちょっと親が厳しい。でも女なんだからおしゃれしたいし出かけたい。でも親の言うことを無視して遊びに行って、だから勉強できないんだとか、そういう邪魔や口うるさい文句の火種になるものは最初から自分で潰しておくのよ。

自分が自由にやりたいことをするためには、課された義務もきちっとやる。それを振り切って実行してもいいけど、「遊びにいくこと」と「勉強すること」を並べて比べたときに「遊びに行くこと」を上位に置いて、勉強はサクッと済ませるなんて表現することにとても強さやかっこよさを感じます。

あと、この曲の作詞・作曲がつんく♂さんなんですけど、つんく♂作の曲って独特な女の線引きがあるなと思ったのがここの部分。

そうじゃない そうじゃない
真面目なんかじゃないよ
私服姿見たこともないのに
私の事を決めつけるけど
後からのクレームなんて
うざいからやめてちょうだいよね

女が心を開いているかどうかの線引きが、この曲の場合は「わたしの私服姿を知っているか」なんですよ。これすごくおもしろいと思いました。

ここで言っている「私服」とは、つまりばっちり武装した女の私服のことを指していると思っています。学生時代に制服があったように、大人になって私服出勤の会社に務めたとしても仕事着と休日に着る服って違うと思います。少なくともわたしはそうです。「あなたは自分のことを、わたしが私服を見せる価値のある男だと思ってるの?」ってことです。お〜〜〜こわいねえ。最高!

 

人生はSTEP! /℃-ute

仕事はきちんと今日もこなした
誰かに褒められなくても まじめに日々重ねてる
楽をしてきたわけじゃないのに
いつの間に低くなってた? ヒールの高さ 思い描いた目標(ゆめ)

平々凡々なOLにはグサグサと突き刺さる……。

素朴な疑問なんですが、ハロプロ系のこういう女物アイテム(この曲の場合はヒール)を使った表現って、男の人はすぐにこのニュアンスにピンとくるんですかね?

社内でも美意識の高い女性はもちろんいるんですが、分かるだろうかこういう…社会人になったばかりの頃は意気込んでちょっとヒールのある靴を履いたり毎日何着るか考えたりしてたのに、だんだん機能性や楽さ重視になってヒールパンプスからペタンコのパンプスになっていき、ついにはスニーカーで通勤している現実(わたしだ)。そして入社当初はああなりたい、こうなりたいの理想像がぼんやりとあったのに、日々の業務に追われてふと振り返ったときにその目標が遠ざかっている気がする……なんて心当たりが少しはないでしょうか。こういうのを感覚的に伝えるアイテムとして、ヒールをたとえに出しているあたりがうまい。

 

邪魔しないで Here We Go! /モーニング娘。

すべきことをやることが
こんな気持ちいいなんて
今まで何やってたんだろう

ザ・元彼突き放し曲。

別れを引き止める元恋人をズッタズッタに切り捨てる曲です(多分)。恋愛においてだけじゃなくて、この「やるべきことをきちんと実行できる自分」ってすごく気持ちいいんですよね。自尊心も高まるし自分のことちょっと好きになるよね。というところで共感して、好きなフレーズです。

 

セクシーキャットの演説 /モーニング娘。

行列に並んだら「幸せ」になれるなら早朝から並ぶわ
でも結果だけを求めてるんじゃないことくらいは
私自身がわかってるわ

そうなんだよな〜〜〜〜〜 と言いたくなる歌詞。

結果が約束されてるなら誰だって頑張るでしょ、でもそうじゃないからやることに意味があるのよ。というふうに聞こえる。

 

Fantasyが始まる /モーニング娘。

かぼちゃの馬車を正面に回して!
ファンタジーが始まる
Fantasyが始まる

この「かぼちゃの馬車を正面に回して!」というフレーズは、わたしの友人の中でも特に言葉の表現には敏感な思慮深いオタクYちゃんが気に入っているフレーズです。以前ツイッターで見た方の言葉をお借りすると、「馬車の行き先を決めるのはわたし!」。ファンタジーとFantasyで表記が違うのは、後者で「一般的なシンデレラじゃない、わたしの物語が始まるのよ」という訴えを感じます。

 

A gonna /モーニング娘。

好きなようにさせたのなら
あとでとやかく言うんじゃない
人生全て自分の責任
過去になんて縛られないで

この曲ってたしか尾形春水ちゃん卒業前で最後にリリースされた曲だと思うんですが、彼女は大学に進学したいからっていう理由(公式では)で卒業してるんですよね。そんな彼女がこの挑発的な曲を歌って巣立っていくんですよ、偶然にしてもすごい。

 

そしてここからはひとつ、歌割りの話。

わたしの推しは小田さくらちゃんなんですが、円盤見てるといつの間にか目で追っちゃうのが譜久村さんです。歌声がちょっと甘めで上品さが混じってるところが好きなんだと思う。で、この譜久村さんにこの歌割り振ったディレクター誰だよ変態的なセンスだな、と思ったのがこれ。

なんで遠慮したんだろ?
食べたい食べたい食べたい食べたかった

ー A gonna

若いだけで羨ましいのに
難しいこと サクサク出来ちゃうって

ー ジェラシージェラシー

いやそれ譜久村さんに歌わせる!?って思いました。こう思ってるのがわたしだけだったら申し訳ないんですが、譜久村さん身長高めだし貫禄あるじゃない?(ない?)そしてリーダーだしグループの中では最年長じゃないですか。そんな彼女に「食べたい」とか「若いだけで羨ましいのに」とか歌わせてしまうなんて〜〜〜!!!でもそれで正解だ、グッジョブ……。この歌割りがすごく好きという話でした。

 

 

ハロプロの曲って「ア〜〜〜ア〜〜〜〜〜 女なら〜〜感覚で〜分かるだろ〜〜〜」の通り、理由は分からないけど感覚でこの曲の感情が分かる、みたいな曲が多くて不思議…。あと結構大人向けな歌詞だと思う。歌ってるのは自分より年下の子たちなのに、その内容は社会人になってからやっと歌詞の良さに気付くようなものも多くて、そのアンバランスさが良いんでしょうね…。

そういえばちょろっと円盤の感想を書くと、「私の何にもわかっちゃない」のまーちゃんキマりすぎててすごかったです。「ただ友達と過ごすのも 難しくなる 難しくなる」の音の取り方?がすごくハマってて、独壇場だなと思った。音源を買いました(報告)。

 

好きな歌詞を一通り紹介できたので、ここらへんで締めます!年内にマモ活まとめ記事も書きたいので、また近々ブログ書きます。それではまた。