GOLDEN NIGHTが好きすぎてつらい

GOLDEN NIGHTが好きすぎてつらい

オタクの記録と考察

GOLDEN NIGHTの魅力についてプレゼンします

3月4日から宮野さんのベストアルバムの投票が始まって早半月。わたしはGOLDEN NIGHTが格別好きなひとりのファンとして、毎日GOLDEN NIGHTに投票し続けているわけですが、今こそGOLDEN NIGHTの魅力をもっとプレゼンすべきなのでは?という謎の使命感に駆られてこの記事を書いています。

どうしてもベストアルバムのDISC2に収録されてほしいんです。自分の贔屓目なしにしても、ライブであんなに盛り上がるんだからDISC2のその一枠にどうかどうかGOLDEN NIGHTが入っていてほしい。その一心で、微力ながらわたしが考えるGOLDEN NIGHTの魅力をお伝えするため綴っていこうと思います。

 

(※以下、わたしの個人的な解釈を大いに含んだ内容になっています。完全に非公式です。これを読んでどう考えるかは自由ですが、わたしも考えることは自由だと思って綴っているので嫌な予感がする方は回れ右でお願いします。)

 

GOLDEN NIGHTのここが好き!耳に残るアップテンポなメロディー

最初に言っておくと、わたしは音楽を聴くのは好きですが知識や技術は人並みどころか並以下…いや皆無に近いので、専門知識は何もないですし感覚でしゃべります。頑張って汲み取ってください…。

GOLDEN NIGHTの作曲はTSUGEさんという宮野さんに楽曲提供されているクリエイターさんの中ではお馴染みの方なのですが、骨までズシズシくる重低音とデジタル音が特徴のクラブミュージックっぽい音楽を得意とされている印象です。これはGOLDEN NIGHTに限らず他の曲にも当てはまるわたしの印象ですが、TSUGEさんのつくられる曲って、ものすごくライブでも盛り上がるしかっこいい曲調が多いのですが、その中に絶妙に切なさを感じさせる音を織り交ぜられているものが多いと思うのです。

GOLDEN NIGHTで言うと、サビ前の「愛しい君を〜(略)」から入る「タン タン タン タン」っていう高い音(ギター?)と、サビで入ってくるキーボードらしき「ターーーラーーラーーーラーーーーーラーーー」っていう高い音。特に後者はそう主張が強くなく控えめに入ってくる音であるにも関わらず、重低音の暗闇の中に差し込んだ一筋の光のような、きれいで透き通った音なんですよね…。どんな闇にも染まらない美しさを感じる。それでいて、なんだか儚くて切ない。

この音についてもう少し深堀りしていくと、わたしはGOLDEN NIGHTを報われない恋の歌だと思っていて(これについてはまた後で詳しく書きます)、歌詞になぞらえて「君(①)」と「僕(②)」についてこの音に当てはめるとこうなるんじゃないかとイメージしています。

  1. 「タン タン タン タン」は「君」のイメージ:何色にも染まらない凛とした強さと美しさ
  2. 「ターーーラーーラーーーラーーーーーラーーー」は「僕」のイメージ:そんな「君」に惹かれる恋心、そしてそれが報われない切なさ(=つまりこれは片想いの音なのでは…)

ただ、この音がこんなにも際立って映えるのはメインの重低音があってこそだと思っていて。①の方は、この音が入る直前で一旦重低音がピタッと止まるんですよ。そこで「僕の前に運命を揺るがす君が現れたんやこれ…出会ってしまった…」って思ってます。ボカロ好き視点で言うとメルトの「恋に落ちる音がした」がまさにこれです。ニュアンスを合わせると「恋に堕とされる唯一に出会った」って感じですけど。

ここまで書いて何言ってんだろうって自分でも客観視するとこわいんですが、勢いでこのままいきます。

 

GOLDEN NIGHTのここが好き!曲が進行するにつれて明らかになるストーリー

このブログでは過去の記事で散々書いてきているんですが、まとめるとGOLDEN NIGHTって実は報われない恋の歌なんじゃないか?ということです。

GOLDEN NIGHTは一見なにも考えずに聞き流すとアップテンポなノリやすい曲で、ライブでも盛り上がるし、振り付けは扇子を振り回してにぎやかに楽しむ曲だし、とにかく盛り上がりたい場に打って付けな曲調。ただ、ちょっと気をつけて歌詞を読むと「あれっ…ヤンデレっぽくない…?」という印象を受けると思います。ヤンデレ属性が好きな人には本当に、一度歌詞をなぞって読むのをおすすめします。

ここからはわたしの個人的な解釈になるのですが、GOLDEN NIGHTはヤンデレっぽいけど実は誰の心にもある独占欲と、報われない恋への嘆き・切なさが溢れた曲なんじゃないかと思っています。

GOLDEN NIGHTの歌詞ってすごく良くできていると思っていて、その理由としては曲が進むにつれて「僕」と「君」の関係性とストーリーが見えてくるからです。

歌詞を見ると、1番は僕と君の関係だけをこちらに提示してくれるような歌詞になっているので、「離れられない運命なんだって そうわかるでしょ」や「逃げないで」というフレーズに対して、僕がただただ病的なまでに君に執着しているから(つまりヤンデレ)君がこわくなって逃げる素振りをしたのかな〜というふわっとした想像でとどまるのですが、2番に進むとそれが裏返ります。

突然「ないものねだり そんなんじゃないんだよ」と入ってくる。これって執着している相手本人から言われた台詞とは考えにくいので、僕の周りにいる第三者から何かふたりの関係について言われたのかなと想像しています。それに対して僕は「君のことなら全部わかってるんだって」とか「君のためならなんだってできるよ」とか、その不安を払拭するように、自分に言い聞かせるようなフレーズが続く。その最後に「この世界には君と僕だけいればいいのさ」で英文歌詞に入っていきますが、本当にふたりだけの世界が築けていると思っている人間はそんなこと言わないと思う…。つまり、ここでの僕の台詞らしき歌詞から読み取るに、すべてその反対の状態が現実なのではないかと思うのです。

1番は強気な態度で僕が攻めていく歌詞がヤンデレ感を強調させていますが、2番でそういった裏側の背景を想像していくと、途端に報われない恋心を抱える僕の嘆きに聞こえてきてしまう…。

さらに、「愛しい君を〜(略)」の部分に注目して1番と2番の歌詞を見比べてみてください。1番は完全にふたりだけの世界で完結している印象を受けますが、2番は「他の誰も」という他者を連想させるワードが入ってきます。すると「僕だけに全てもっと委ねて」という歌詞の意味合いも、1番と2番では意味合いが変わってきます。

最後の大サビでは、「離れたくない永遠に」という歌詞があります。が、このフレーズ、1番の最初の方にも似たようなかたちで出てきていて、そのときは「離れられない運命」と謳われています。「離れられない運命」ってさも最初から決まっているような言い方をしていたのは僕のエゴで、本当は「離れたくない(つまり君が離れる未来もあり得る)」っていう現実がそのワードに込められているのではないのかと想像しています。

これと同じように、「逃げないで」というワードがいくつか散りばめられていますが最初は「僕の愛が重すぎて逃げるってこと?」という疑問から、最後には「君が別の人を想ってるから、僕の手から逃げないでってこと…?」という若干の確信に変わるのもこの曲のどんでん返しマジック。

そういった曲が進んでいくと明らかになっていくGOLDEN NIGHTのふたりの関係性がわたしは大好きで、何度も何度も歌詞をなぞっては何か汲み取れないかと躍起になってしまうのです。まだ何か仕掛けが隠れているかもしれないって、再生回数4桁になっても飽きずに聴き続けてしまう。もうこれは中毒なんじゃないだろうか…。

 

GOLDEN NIGHTのここが好き!最上級の告白文句の宝庫

これは完全に個人的な性癖ですが、GOLDEN NIGHTの歌詞って少女漫画を凌ぐほどの告白文句の宝庫だと思っているんですがわたしだけでしょうか…。

特に大大大大大好きなのはこれ。

ここにいる僕以上に 君をずっと愛せる人なんていないよ ねぇ

これだけ言わせるほどの想いの強さ!!!なのに相手はそれでも心に決めた人がいるのか、僕は報われなさそう!!!!!少女漫画だったら僕は完全に当て馬の方ですよね。最初は主人公だと思って聞いてたら当て馬の恋模様を見ていた気分。

あと、この部分の「ねぇ」の宮野さんの歌声が本当に本当に美しくも切なくて悲痛な叫びに聴こえて、全身が貫かれるような感覚になる。この「ねぇ」に、君への置いていかないでっていう気持ちとか、こっちを見てほしいって気持ちとか、そういうのが全部つまっている気がする。たった二文字にありったけの感情をつめこんでくれている気がしていて、GOLDEN NIGHTの中でもここが格別に好きです。

 

ここまで曲全体の歌詞解釈を綴ってきましたが、もっと詳細に書いたものがあるので興味がある方はこちらから見てください…。

golden-night.hatenablog.com

もう少し大きな枠で捉えて書いているのはこちらです。

golden-night.hatenablog.com

 

GOLDEN NIGHTのここが好き!ライブがとにかく楽しい

もうこれは円盤を観てもらうしかないので、もしまだ観たことないけど興味あるって方がいらっしゃれば、ぜひ購入してみてください。ちなみにツアー別のわたし的GOLDEN NIGHTの見どころをまとめたものはこちらです。

golden-night.hatenablog.com

書いた時期的にMIXING!千秋楽アンコールのGOLDEN NIGHTだけ書けていません、すみません…。個人的にはBEGINNING!のGOLDEN NIGHTが特別好きです。どれも魅力あるシーンは違うし大好きなのですが、やはり最初のGOLDEN NIGHTが原点になっていると思うので。

 

長々と綴ってきましたが、ここまで読んでくださった方はありがとうございました。元はと言えばこのブログもGOLDEN NIGHTへの愛を何かに吐き出したくてつくった場なので、少しでもGOLDEN NIGHTの魅力と愛が伝われば嬉しいです。

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