GOLDEN NIGHTが好きすぎてつらい

GOLDEN NIGHTが好きすぎてつらい

オタクの記録と考察

Last Aroundをイメージしてつくってみた

宮野さん名義の曲の中でのバラードといえば、わたしの中では成本智美さん作詞作曲の曲がダントツで好きです。

成本さん作詞作曲のラインナップは下記(あいうえお順)。

  • 会いに行くよ
  • きもちつないで。
  • X'mas to you
  • 燦灯歌
  • トロイメライ
  • Beautiful smile
  • My World
  • Mashmallow Love
  • Last Around

宮野さんの曲の中では珍しく女性目線の歌詞を多く手がけられているのですが、わたしは成本さんの言葉の表現を勝手にものすごくリスペクトしていて、じっくり歌詞を追えば追うほど深みにはまる感覚とその心地良さにやられています。自分がボキャ貧なのでこの良さを人に伝えようとすると「〜〜〜が最高」とかIQ低めな言語しか出てこないのがつらい。

どの曲にも共通して言えることが、成本さんの曲はどれもメロディーが穏やかで、宮野さんの歌声もそれに調和するように自然体だったり素に近い歌い方をされるので一見物静かな印象を受けるんですが、静寂の中の愛や切なさに満ち溢れた言葉がたくさん散りばめてあって、聴けば聴くほど何かに気付かされるものがあります。そして愛情とか感情とか、そういう目に見えない抽象的なものを何かに例えたり、言葉に表現される才能がすば抜けているのではと感じています……。

 

宮野さん名義の曲の歌詞からワンフレーズをテーマにお借りして、それを自分の中でイメージを再構成してデザインに起こすことがここ最近の趣味ですが、ずっとずっと成本さんの曲でもやりたいなあと思いつつ、難易度が高くてなかなか手をつけられませんでした。やっとこさ最近考えを固めてこれたので、Last Aroundから一部抜粋してデザインに起こしてみました。

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抜粋したのはLast Aroundの1番と2番のAメロ。

あなたを求めてる 心はずっと 暗闇を切り裂き 光がさして

あなたは求めてる 心はずっと 誰かに捧ぐ恋 光のように

Last Aroundは全体通して悲恋っぽく捉えられる歌詞なのですが、それぞれ冒頭のこのフレーズだけでその関係性・相手への想いがどれだけ大切なものなのかをちょっとだけ垣間見れる気がします。

たとえば「あなた」が「私」にとって、暗闇を切り裂いて暗いところから光を与えてくれたただ一人の存在だとしたら。

そんな「あなた」は誰かに恋心を捧げていると読み取れるフレーズが来ますが、それを「光のように」と表現しているところが、本当に相手のことを大切に想っている気持ちを表しているような気がします。

私という自己犠牲の上に大切なあなたの幸せが成り立つという、何とも悲しい歌詞だなあと思う反面、それこそ無償の愛なのでは?と感じることもあって、ぐるぐるぐるぐる頭の中でふたりの行方が回る。

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上のラフから、結局こんなかんじに仕上がりました。

Last Aroundはどこのフレーズを切り取ってもひとつのストーリーになりそうなくらい、本当に素敵なフレーズの集まりなのでまた何かつくりたいです。

とりあえず次は考えているイメージがあるトロイメライにとりかかろうと思います。わたしが前からつくりたかったMy Worldはもうちょっとイメージ練るのに時間がかかりそうです…。