GOLDEN NIGHTが好きすぎてつらい

GOLDEN NIGHTが好きすぎてつらい

オタクの記録と考察

GOLDEN NIGHTが好きすぎてポストカードをつくりました②

GOLDEN NIGHTイメージのポストカードを1年くらい前につくったのですが、この度2作目をつくりました。

f:id:GOLDENNIGHT:20170305021009j:plain

  

▼1作目はこんなかんじでした

golden-night.hatenablog.com

 

2作目を作ろうとした経緯

1作目は印刷所の納期の関係もあり、ざっくり持っていたイメージをそのまま仕上げてしまったのですが、いやもっと掘り下げられんだろという思いがずっとありました。どうも突貫工事なところがあって、自分の中でこれが完成形だと胸を張れずにいたことも理由のひとつ。社会人になってからは毎日忙殺されて全く余裕なんてなかったのですが、少し余裕が出たタイミングでMIXING!ツアーがあり、握手会やラジスマでメール採用&ノベルティ当選などほんっっっとうにいろいろあり(笑)、制作欲が久々に湧いてきたので、この度GOLDEN NIGHTのイメージを再構築して制作しようと思い立ったのが今回の経緯です。 

デザイン案練り直し

まずはアイデア練り直し&やってみたい加工もあったので、いくつかデザイン案を出しました。この時点でやりたかったことはざっくり4つ。

  • 外部要因なく、完全にGOLDEN NIGHTだけのイメージでつくる。
  • 前回は文字にあしらった箔押しを、今回はもっと箔押しの良さが出るかたちであしらう。
  • イカット加工で定形サイズ・定形型の印刷から抜け出す。
  • もらってくれた人が大事にとっておいてくれるような「捨てられない」と思わせる印刷物にする。

イメージに関しては1作目と差をつけたいと思いつつ、まだこの時点では具体案がなかったのでライブでのGOLDEN NIGHTの立ち位置・イメージを想像しつつ手を進めました。そしていくつかできたデザイン案がこれら。

f:id:GOLDENNIGHT:20170305021020j:plain

f:id:GOLDENNIGHT:20170305021017j:plain

今回、最終決定したデザイン案が写真の2枚目右。最初は円形にしようとしてたんですよね。直径10cmで、正方形の封筒で包もうとしていました。あとキャッチも「必要なのは僕だけだって 今すぐ言ってよ」を候補にしていて、理由は単純に1作目と変えたかったから。ただし途中でどうしても我慢ならず結局は同じキャッチを選んでしまったわけですが…。

この時点で印刷所の候補を選定しながら各社で物理的に可能・不可能なことと予算を見比べ、自分の予算と折り合いのつくところを探す。箔押し加工をしようとすると一気に値段が上がるんですが、ど〜〜〜〜〜うしても諦められなかった!!!GOLDEN NIGHTなのに金の箔押しがないとか自分の中のなにかが許さなかった…。箔押し加工にダイカット加工をつけると、いろいろ物理的なことと予算的な問題が出てきてやむなくダイカット加工を諦めました。

円形のデザイン案はどれも1作目と同じく曲そのままの「赤!金!」みたいなイメージを引き継いでいたんですが、どうもしっくりせずにしばらく似たようなのを量産しては行ったり来たりしていました。配色的にも前回とそう変わらなかったので、「2作目と言いつつこれじゃコンセプト的にはなにも成長がない…」となかなか決定できずにいました。

コンセプト練り直し

そこでもう一度コンセプトの方向性から考えないとだめだと立ち止まって考える時間を置きました。そもそもわたしがGOLDEN NIGHTにこだわる理由、根本はこのブログをつくって最初に書いた記事のような思いがベースになっています。

▼わたしが考えるGOLDEN NIGHTの魅力

golden-night.hatenablog.com

一旦これまでのデザインは忘れて整理してみると、やはり曲調はもちろんですがその歌詞が好きなのです。そこから「GOLDEN NIGHTのもっと切ない雰囲気とかドロドロした感情とか、そういうのをのせたポストカードにしたい」という思いが芽生えて、派手さを出すデザインよりも「深く落ちていく」を軸にして再考しました。

デザイン決定

デザイン案を練り直しつつ、この時点で印刷所の最終決定と印刷仕様の決定を進めました。ダイカット加工は諦めてもどうしても1作目のポストカードとは違った形にしたかったので、チケットを立てかけるようなイメージで縦長にしてみました。サイズは封筒にと考えていた洋3封筒で最初は試し刷りしたのですが、これが思っていたよりでかい。もう少し手に取ったときに可愛げがほしかったので、縦横比はそのままにひとまわり小さいサイズにしています。

 

そしてデザインの方向性として最初に決めていたのは、こんなかんじ。

  • GOLDEN NIGHTにおいてついメインに持ってきてしまいがちな赤を、今回はアクセント程度にとどめる。メインカラーにはしない。
  • 「深く落ちていく」をテーマに、歌詞の心情に寄り添う。
  • GOLDEN NIGHTのドロドロした部分もちゃんと受け止める。さらっと流さない。
  • とは言いつつGOLDEN NIGHTだけがひとり歩きしないように、宮野真守との調和を考えたデザインにする。

 

方向性が決まったところで手を動かしながら調整しつつ、できあがったものがこれ。ばーーーん!!

f:id:GOLDENNIGHT:20170305021019j:plain

左が家の一般的なプリンターで試し刷りしたもので、右が印刷所に発注して仕上がったポストカードです。やっぱり発色の良さが全然違いますね。

 

以下、こだわったところメモ。

  • メインの歌詞のカーニング
  • 宮野さんのシルエット(WAKENING!衣装のシルエット)
  • シルエットまわりのきらきらはライブでの光のイメージ
  • 絵の具のぐちゃぐちゃは「苦しい、美しい」をイメージ
  • 紙には白のパールがきれいなペルーラスノーホワイトを使用

 

苦しくてつらくて切なくて、でも美しい。

どれだけ自分の独占欲で塗りつぶしても全く染まらない、きれいで美しいひとに心臓ごと奪われて、きっと一生敵いっこない。だけど手放せない。

一見とてもきれいには見えない感情の渦のその根底には、ただただ相手のことを想う純粋できれいな気持ちがあると思う。だからこそ、紙にはあえて上品でひかえめに光るものを選びました。

f:id:GOLDENNIGHT:20170305021009j:plain

一箇所だけ金の箔押し。これがなかなか綺麗です!!!!!

さらに封筒もつくった

ここまでつくったら、今度は手渡った人にこのポストカードを見るまでの楽しみがほしいなとまた金のかかりそうなことを考えてしまい、封筒もつくりました。

f:id:GOLDENNIGHT:20170305021007j:plain

f:id:GOLDENNIGHT:20170305021013j:plain

結婚式の招待状とかに使われるような白のパールみたいな表面の紙を使いました。ポストカードとは紙の種類は違いますが、見た目や触感は似ています。インクも金の特色。こちらは箔押しではないので写真にするとちょっと分かりづらいですね。

 

つまり、想定だけど手渡ったらきっとこうなる。

f:id:GOLDENNIGHT:20170305021022j:plain

f:id:GOLDENNIGHT:20170305021011j:plain

でーん。いいんじゃないですかね!!!開ける楽しみはあるでしょ!!!!!

f:id:GOLDENNIGHT:20170305021005j:plain

裏はマモル印。一応宛先書けるようにしたけど、つくった本人がこれを裸のまま誰かに送るのは恥かしすぎるので封筒に入れます(と言っても封筒にもマモルがいる)。

 

こんなかんじで「どうせならこの加工やりたい〜」と印刷加工代にあれこれお金をかけた結果、誰に販売するわけでも注文部数分はける予定があるわけでもないのですが諸事情で100部注文で3万近くかかりました。でも今はわりと満足です。

次はなにつくろうかな。どうしても表題曲はCDのジャケットイメージだったりライブでの衣装だったりでもうイメージ付けができちゃっているので、どうせならカップリングであまり日の目を見ていない曲のイメージグッズをつくりたいなと思っていたり。成本さんの曲が本当に好きなので、次は成本シリーズかなあ。